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第17回
平成23年(2011年)6月21日 新橋演舞場
受賞者名と受賞理由
日本俳優協会賞 | 坂東 守若 (ばんどう もりわか) 歌舞伎を支える「後見」の現役として、現在、最も優れた技術を持っている。「後見」がなければ、歌舞伎は成り立たない貴重な「演技」である。守田勘弥亡きあと、誠実に、坂東玉三郎を支えてきた。長きにわたり、歌舞伎へ貢献してきた点が評価され、日本俳優協会賞に相応しいと認められる。 |
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日本俳優協会賞 奨励賞 |
片岡 松次郎 (かたおか まつじろう) 〔現・片岡松十郎〕 上方歌舞伎塾を卒業後、片岡仁左衛門一門に入門し、以来、日々修業に励んでいる。平成22年7月の大阪松竹座『竜馬がゆく』三吉慎蔵で抜擢に応えた好演を見せ、再演ながら、初演より更によくなっていた。また、その他の芝居においても、与えられたワキの役々で存在感を際だたせている点が、まさに奨励賞に相応しいと思われる。 |
日本俳優協会賞 奨励賞 |
児玉 真二 (こだま しんじ) 平成22年1月三越劇場公演山田洋次監督初演出『麥秋』の矢部謙吉では、今までとはひと味違うリアルな役作りで進境著しかった、またアトリエ新派『浪花女』では、主役・豊沢団平を好演。これまでの勉強の成果を充分に現したことが、奨励賞に相応しいと思われる。 |
日本俳優協会賞 功労賞 |
市川 升助 (いちかわ ますすけ) 頭取の先頭に立って仕事をこなし、そのまじめで毅然とした仕事ぶりは、功労賞に値する。幕内にあって皆をまとめ、安心して芝居に打ち込める点は、だれもが認めるところである。 |