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日本俳優協会賞

第15回

平成21年(2009年)6月26日 歌舞伎座(貴賓室)

第15回

賞牌を授与する中村芝翫会長
(左は嶋之亟

第15回

受賞者の顔ぶれ(右より芝のぶ、嶋之亟、
瀬戸摩純、寿猿)

第15回

後列左より波乃久里子理事、寿猿、瀬戸摩純、嶋之亟、
芝のぶ、水谷八重子常任理事
前列左より安孫子正松竹(株)専務取締役、中村芝翫会長

第15回

芝翫会長(右)と功労賞の緑三郎

受賞者名と受賞理由

日本俳優協会賞 中村 芝のぶ (なかむら しのぶ)
平成20年3月歌舞伎座『江戸育お祭佐七』踊りのお軽、5~6月ドイツ・ルーマニア公演及びシアター・コクーンでの『夏祭浪花鑑』の磯之丞をはじめ、各役で充実した演技を見せた。第7回で日本俳優協会賞奨励賞を受けて以来、着実に実力をつけてきたことが認められ、日本俳優協会賞に相応しいと評価された。
日本俳優協会賞 片岡 嶋之亟 (かたおか しまのじょう)
平成20年11月歌舞伎座『盟三五大切』の長屋女房、12月京都南座『ぢいさんばあさん』の女中おきん、21年1月大阪松竹座『霊験亀山鉾』の機織女お長など、堅実にわきを勤めている。以前は意欲過多のところもあったが、最近は落ち着いて素直な芸に変化して来た。今後の活躍に期待しての日本俳優協会賞受賞となった。
日本俳優協会賞
奨励賞
瀬戸 摩純 (せと ますみ)
平成20年の新派百二十年記念6月新橋演舞場『鹿鳴館』の顯子、8月三越劇場『紙屋治兵衛』の小春、9月京都南座『明日の幸福』の松崎富美子と役に恵まれた。どの役も好演で、充実した演技を見せた。華もあり、これからの新派を支える重要な若手女優として、奨励賞が相応しいとされた。
日本俳優協会賞
功労賞
尾上 緑三郎 (おのえ ろくさぶろう)
平成20年10月歌舞伎座『魚屋宗五郎』の門番の枯れた味わいは他に代えられない。また、長年名題下にあって蜘蛛の糸の技術の伝承などの功績も大きく、功労賞に相応しいと評価された。
日本俳優協会賞
特別賞
市川 寿猿 (いちかわ じゅえん)
これまで市川猿之助の宙乗りなど、多くの技法を裏で支えてきた功績は大きい。また、舞台では、平成20年3月から4ヶ月ロングランのスーパー歌舞伎『ヤマトタケル』の老大臣と国造の妻、7月歌舞伎座『義経千本桜』の川連法眼など、さまざまな役を幅広く演じて、わきを固めてきた。特別賞に相応しい存在である。

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