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第14回
平成20年(2008年)5月10日大阪松竹座、22日歌舞伎座(貴賓室)
受賞者名と受賞理由
日本俳優協会賞 | 中村 鴈乃助 (なかむら がんのすけ) 平成19年の近松座公演『吉田屋』の女房おきさ役での上方の香りと貫目のある演技をはじめ本公演でも着実に各役々を演じ、国内外で成果を上げている。また師匠・坂田藤十郎の舞踊の後見において高い信頼を得ているなどの活躍が日本俳優協会賞に相応しいとされた。 |
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日本俳優協会賞 | 田口 守 (たぐち まもる) 平成19年8月三越劇場『婦系図』で大役のめの惣や、20年1月三越劇場『女将』の直造役などを見事に演じ、新派の重要な演目でしっかりとした優れた演技で、技量を示した。近年めきめきと腕をあげ、今や新派における貴重な存在となった点が、日本俳優協会賞に相応しいとされた。 |
日本俳優協会賞 奨励賞 |
山崎 咲十郎 (やまざき さくじゅうろう) 現在、尾上菊五郎劇団の立廻りに欠かせない貴重な存在となった。立廻りだけでなく、役のせりふも演技も堅実味を増している点でも将来が期待され、奨励賞が相応しいとされた。 |
日本俳優協会賞 功労賞 |
片岡 當十郎 (かたおか とうじゅうろう) 十三代目片岡仁左衛門の弟子として永年にわたり松嶋屋に仕え、55年の芸歴を重ねて来た。今や上方の芝居の貴重なわき役となった。ベテランならではの味わいがあり、上方歌舞伎になくてはならない雰囲気を身につけている点も功労賞に相応しいとされた。 |