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澤村田之助 (さわむら たのすけ)
代数
六代目
本名
山中 宗雄やまなか むねお
生年月日
昭和7年(1932)8月4日、五代目澤村田之助の長男として東京に生まれる。
芸歴
- 昭和16年(1941)3月
- 歌舞伎座「伽羅先代萩」の鶴千代ほかで四代目澤村由次郎を襲名して初舞台。
- 昭和17年(1942)
- 吉右衛門劇団から菊五郎一座へ移る。
- 昭和39年(1964)4月
- 歌舞伎座「矢口渡」のお舟、「九段目」の小浪、「頼朝の死」の小周防で、六代目澤村田之助を襲名。
- 昭和39年(1964)8月
- ハワイ公演に参加。
- 昭和47年(1972)9月
- ベニス公演に参加。
- 昭和59年(1984)~
- 国立劇場歌舞伎俳優研修(第8期から)の講師をつとめる。
- 昭和61年(1986)4月
- 南アメリカ公演に参加。
- 昭和63年(1988)9月
- 韓国公演に参加。
- 平成2年(1990)10月
- ヨーロッパ公演に参加。
- 平成3年(1991)9・10月
- 「葉武列土倭錦絵」のイギリス・アイルランド公演に参加。
- 平成7年(1995)9月
- 南アジア及東南アジア歌舞伎レクチュアーデモンストレーションに団長として参加。
受賞歴
昭和29年(1954) | 4月 | 「十六夜清心」の求女で演劇界賞 |
昭和37年(1962) | 「文七元結」のお久で大阪市民芸術祭賞 | |
昭和40年(1965) | 第11回テアトロン賞 | |
昭和40年(1965) | 4月 | 重要無形文化財保持者(総合認定)に認定される。 |
昭和53年(1978) | 5月 | 十三夜会奨励賞 |
昭和53年(1978) | 7月 | 国立劇場「千本桜」の維盛で優秀賞 |
昭和53年(1978) | 9月 | 国立劇場小劇場「梅の由兵衛」の女房小梅で優秀賞 |
昭和62年(1987) | 3月 | 国立劇場「四千両」のおさよで優秀賞 |
昭和62年(1987) | 6月 | 歌舞伎座「親子灯籠」の女将ほかで社長賞 |
昭和63年(1988) | 3月 | 国立劇場「女清玄」の綱女で優秀賞 |
平成元年(1989) | 5月 | 歌舞伎座「加賀見山」の求女、代役でつとめた尾上ほかで社長賞 |
平成元年(1989) | 顔見世の演技で名古屋演劇ペンクラブ年間賞 | |
平成3年(1991) | 1月 | 歌舞伎座「奥州安達原」の浜夕ほかで社長賞 |
平成5年(1993) | 4月 | 歌舞伎座「盛綱陣屋」の微妙で会長賞 |
平成8年(1996)度 | 芸術選奨文部大臣賞 | |
平成9年(1997) | 紫綬褒章 | |
平成11年(1999) | 10月 | 国立劇場「天竺徳兵衛」の梅津掃部で優秀賞 |
平成12年(2000) | 松尾芸能賞特別賞 | |
平成13年(2001) | 日本芸術院賞 | |
平成14年(2002) | 6月 | 重要無形文化財保持者(個人指定)に認定される。 |
職歴
昭和46年(1971) | 社団法人日本俳優協会幹事 | |
昭和60年(1985) | 同 評議員 | |
平成元年(1989) | 同 理事 | |
平成11年(1999) | 社団法人伝統歌舞伎保存会監事 | |
平成24年(2012) | 公益社団法人日本俳優協会参与 |
著書・参考資料
平成23年(2011) | 12月 | 『澤村田之助むかし語り~回想の昭和歌舞伎~』(雄山閣) |