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市川猿翁 (いちかわ えんおう)
代数
二代目
本名
喜熨斗 政彦 きのし まさひこ
生年月日
昭和14年(1939)12月9日、三代目市川段四郎の長男として東京に生まれる。
芸歴
- 昭和22年(1947)1月
- 東京劇場「二人三番叟」の附千歳で三代目市川団子を襲名して初舞台。
- 昭和36年(1961)7月
- ソ連公演に参加。
- 昭和38年(1963)5月
- 歌舞伎座「鎌倉三代記」の三浦之助、「吉野山」の忠信、「黒塚」の鬼女などで、三代目市川猿之助を襲名。名題昇進。
- 昭和39年(1964)6月
- 「猿翁十種」制定。
- 昭和39年(1964)8月
- ハワイ公演参加。
- 昭和41年(1966)~
- 「春秋会」「おもだか会」を主宰し、研究公演を開催する。
- 昭和50年(1975)11月
- 「澤瀉十種」制定。
- 昭和52年(1977)8・9月
- 英米加公演に参加。
- 昭和56年(1981)10月
- ヨーロッパ公演に参加。
- 昭和58年(1983)5・6月
- 訪欧歌舞伎教室を行う。
- 昭和59年(1984)3月
- パリのシャトレ劇場で上演したオペラ「コックドール」の演出を担当する。
- 昭和60年(1985)5・6月
- ヨーロッパ公演を行う。イタリア・ボローニャ市より名誉市民章受賞。
- 昭和61年(1986)
- スーパー歌舞伎を創始し、「ヤマトタケル」上演。現在までに9作品を数える。
- 昭和62年(1987)10・11月
- ヨーロッパ公演を行う。この時パリ市よりベルメイユ章を受け、同時にルアーブル市名誉市民章を受ける。また、フランス政府から芸術文化勲章オフィシエを受章。
- 昭和63年(1988)9月
- 「猿之助十八番」制定。
- 平成元年(1989)9月
- アメリカ公演を行う。
- 平成4年(1992)1月
- 「義経千本桜―四の切」忠信実は源九郎狐 歌舞伎座で上演1000回を達成。
- 平成4年(1992)6月~
- 京都造形芸術大学で歌舞伎の集中授業を行う。
- 平成4年(1992)11月
- バイエルン国立歌劇場のオペラ「影のない女」の演出を担当、愛知県芸術劇場大ホール、NHKホールで公演。
- 平成5年(1993)9月
- ヨーロッパ公演を行う。
- 平成8年(1996)2月~
- 世紀末5カ年計画として2000年まで「春秋会」を再開し研究公演を主宰。
- 平成8年(1996)8・9月
- マレーシア・タイ公演に参加。
- 平成10年(1998)8月
- 大阪中座で歌舞伎ワークショップを行う。
- 平成22年(2010)3月
- 「猿之助四十八撰」制定。
- 平成24年(2012)6~7月
- 新橋演舞場で二代目市川猿翁を襲名。
受賞歴
昭和40年(1965) | 5月 | 第11回テアトロン賞 |
昭和44年(1969) | 「義経千本桜」川連館、「凄艶四谷怪談」で名古屋演劇ペンクラブ年間賞 | |
昭和51年(1976)度 | 芸術選奨新人賞 | |
昭和53年(1978) | 「猿翁十種」で名古屋演劇ペンクラブ年間賞 | |
昭和54年(1979) | 「奥州安達原」の企画・演出で芸術祭優秀賞 | |
昭和55年(1980) | 3月 | 第一回松尾芸能賞優秀賞 |
昭和57年(1982) | 「新装鏡山再岩藤」の演出と演技で芸術祭優秀賞 | |
昭和58年(1983)度 | 「当世流小栗判官」「義経千本桜」の企画および舞台成果で、第25回毎日芸術賞 | |
昭和59年(1984)度 | 日本文化デザイン賞 | |
昭和60年(1985) | 第13回テアトロン賞 | |
昭和62年(1987)度 | 都民文化栄誉章 | |
昭和62年(1987) | 3月 | 第8回松尾芸能賞大賞 |
昭和63年(1988) | 7月 | 歌舞伎座「義経千本桜」知盛・権太・忠信の三役上演で社長賞 |
平成元年(1989) | 芸術選奨文部大臣賞、「リュウオー」の成果で名古屋演劇ペンクラブ年間賞 | |
平成6年(1994) | 外務大臣表彰 | |
平成8年(1996) | 4月 | 第15回真山青果賞大賞 |
平成8年(1996) | 7月 | 歌舞伎座「独道中五十三駅」の再演ごとの改訂と宙乗り四千回の偉業に対して、会長賞 |
平成8年(1996) | 「髪結新三」「義経千本桜」で第4回読売演劇大賞優秀男優賞 | |
平成10年(1998) | 7月 | 歌舞伎座「義経千本桜」知盛・権太・忠信の三役を演じて会長賞 |
平成10年(1998) | 「春秋会」の「合邦」に対して、第6回読売演劇大賞優秀演出家賞 | |
平成12年(2000) | 宙乗り五千回達成に対してギネス認定 | |
平成12年(2000) | 紫綬褒章 | |
平成16年(2004) | 第3回朝日舞台芸術賞特別賞 | |
平成22年(2010) | 文化功労者に選ばれる |
職歴
昭和46年(1971) | 社団法人日本俳優協会幹事 | |
昭和62年(1987) | 同 理事 | |
平成11年(1999) | 同 常任理事 | |
平成11年(1999) | 社団法人伝統歌舞伎保存会理事 | |
平成24年(2012) | 公益社団法人日本俳優協会顧問 |
著書・参考資料
昭和51年(1976) | 『演者の目』(朝日新聞社) | |
昭和59年(1984) | 『猿之助の歌舞伎講座』(新潮社) | |
昭和59年(1984) | 『猿之助修羅舞台』(大和出版) | |
昭和63年(1988) | 『猿之助歌舞伎ヨーロッパへ宙乗り』(藤田洋著、朝日新聞社) | |
平成7年(1995) | 7月 | 『市川猿之助の仕事』(演劇出版社) |
平成13年(2001) | 2月 | 『夢みるちから-スーパー歌舞伎という未来』(市川猿之助・ 横内謙介著、春秋社) |
平成22年(2010) | 3月 | 『市川猿之助 傾き一代』(光森忠勝著、新潮社) |
写真集
昭和61年(1986) | 『市川猿之助歌舞伎の時空』(稲越功一撮影、PARCO出版) | |
平成5年(1993) | 『市川猿之助』(稲越功一撮影、講談社) | |
平成9年(1997) | 4月 | 『PASSION/市川猿之助と二十一世紀歌舞伎組』(NHK出版・写真集) |