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中村富十郎 (なかむら とみじゅうろう)
代数
五代目
本名
渡辺 一 わたなべ はじめ
生没年月日
昭和4年(1929)6月4日、四代目中村富十郎の長男として東京に生まれる。平成23年(2011)01月03日没。
芸歴
- 昭和18年(1943)8月
- 大阪中座「鏡獅子」の胡蝶で四代目坂東鶴之助を襲名して初舞台。
- 昭和30年(1955)
- 「新春座」を結成。
- 昭和30年(1955)7月
- 母吾妻徳穂のアヅマカブキに参加。アメリカ、ヨーロッパで公演する。(昭和31年5月まで)
- 昭和39年(1964)4月
- 歌舞伎座「九段目」の力弥、「頼朝の死」の畠山重保、「二人椀久」の久兵衛で、六代目市村竹之丞を襲名。
- 昭和39年(1964)8月
- ハワイ公演に参加。
- 昭和47年(1972)6月
- ヨーロッパ公演に参加。
- 昭和47年(1972)9月
- 歌舞伎座「逆櫓」の樋口、「娘道成寺」の白拍子花子で、五代目中村富十郎を襲名。
- 昭和53年(1978)~
- 「矢車会」を主宰。
- 昭和54年(1979)1・2月
- アメリカ公演に参加。
- 昭和57年(1982)6・7月
- アメリカ公演に参加。
- 昭和61年(1986)8・9月
- カナダ・アメリカ公演に参加。
- 昭和62年(1987)6月
- ソ連公演に参加。
- 昭和63年(1988)10月
- エジプト公演に参加。
- 平成2年(1990)10月
- ヨーロッパ公演に参加。
- 平成8年(1996)2月
- イタリア公演に参加。
- 平成9年(1997)12月
- フランス公演に参加。
受賞歴
昭和35年(1960)度 | 第6回テアトロン賞 | |
昭和40年(1965)度 | 第11回テアトロン賞 | |
昭和40年(1965) | 4月 | 重要無形文化財保持者(総合認定)に認定される。 |
昭和41年(1966) | 第16回大阪府民劇場奨励賞、大阪市民文化祭賞 | |
昭和41年(1966) | 「忠臣蔵」の由良之助で名古屋演劇ペンクラブ年間賞 | |
昭和47年(1972)度 | 芸術選奨文部大臣賞 | |
昭和54年(1979) | 1月 | 国立劇場「新版歌祭文」の手代小助で優秀賞 |
昭和55年(1980) | 「船弁慶」で芸術祭優秀賞 | |
昭和60年(1985)度 | 十三夜会年間大賞 | |
昭和60年(1985) | 10月 | 第4回真山青果賞大賞 |
昭和60年(1985) | 「暫」で名古屋演劇ペンクラブ年間賞 | |
昭和61年(1986)度 | 日本芸術院賞 | |
昭和63年(1988) | 11月 | 歌舞伎座「封印切」の八右衛門ほかで社長賞 |
平成元年(1989) | 11月 | 歌舞伎座「将軍頼家」の畠山重保、「奴道成寺」の狂言師左近で社長賞 |
平成2年(1990) | 紫綬褒章 | |
平成6年(1994) | 3月 | 第15回松尾芸能賞大賞 |
平成6年(1994) | 6月 | 重要無形文化財保持者(個人指定)に認定 |
平成8年(1996) | 12月 | 日本芸術院会員 |
平成12年(2000) | 読売演劇大賞優秀男優賞 | |
平成12年(2000) | 真山青果賞大賞 | |
平成15年(2003) | 旭日中綬章 | |
平成20年(2008) | 中国芸術研究院名誉教授 | |
平成20年(2008) | 文化功労者 | |
歿後 | 正四位と旭日重光章を贈られる |
職歴
昭和46年(1971) | 社団法人日本俳優協会幹事 | |
昭和58年(1983) | 同 理事 | |
平成6年(1994) | 社団法人伝統歌舞伎保存会理事 |
写真集
平成6年(1994) | 4月 | 『五代目中村富十郎―五十年の芸』(文:中村富十郎・写真:渡辺文雄、講談社) |