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中村又五郎 (なかむら またごろう)
代数
二代目
本名
中村 幸雄 なかむら ゆきお
生没年月日
大正3年(1913)7月21日、初代中村又五郎の長男として東京に生まれる。平成21年(2009)2月21日没。
芸歴
- 大正10年(1920)1月
- 市村座「腕の喜三郎」の伜喜之松で、二代目中村又五郎を襲名して初舞台。
- 昭和9年(1934)3月
- 名題昇進。
- 昭和9年(1934)11月
- 明治座「法海佐渡旦」の日朗で幹部昇進。
- 昭和35年(1960)6・7月
- アメリカ公演に参加。
- 昭和36年(1961)2月
- 東宝へ移籍。
- 昭和45年(1970)4月
- 国立劇場養成事業の開始とともに歌舞伎俳優研修の主任講師として指導に当たる。
- 昭和47年(1972)9月
- ハワイ大学演劇学科の学生に歌舞伎を指導。
- 昭和48年(1973)4・5月
- 歌舞伎俳優研修修了生、研修生をひきいて全米学生演劇祭に参加のため渡米。
- 昭和51年(1976)10・11月
- 歌舞伎俳優研修修了生、研修生をひきいて全米学生演劇祭に参加のため渡米。
- 昭和58年(1983)4・5月
- アメリカ公演に参加。
- 昭和61年(1986)4月
- 南アメリカ公演に参加。
- 平成4年(1992)6月
- フランスで歌舞伎ワークショップ指導のため渡仏。
受賞歴
昭和28年(1953)度 | 「明治零年」の玉置伊之助の演技で、芸術祭賞奨励賞 | |
昭和40年(1965) | 4月 | 重要無形文化財保持者(総合認定)に認定される。 |
昭和50年(1975) | 11月 | 紫綬褒章 |
昭和60年(1985) | 伝統文化ポーラ特賞 | |
昭和61年(1986) | 10月 | 国立劇場20周年記念功労者表彰 |
平成元年(1989) | 9月 | 歌舞伎座「夏祭」の義平次で社長賞 |
平成2年(1990) | 「夏祭」で名古屋演劇ペンクラブ年間賞 | |
平成5年(1993) | 3月 | 第14回松尾芸能賞特別賞 |
平成6年(1994) | 4月 | 歌舞伎座「熊谷陣屋」の弥陀六、「井伊大老」の仙英禅師で会長賞 |
平成8年(1996) | 6月 | 芸術院賞恩賜賞 |
平成9年(1997) | 5月 | 重要無形文化財保持者(個人指定)に認定 |
平成11年(1999) | 菊池寛賞 |
職歴
昭和34年(1959) | 社団法人日本俳優協会設立とともに理事に就任 | |
昭和36年(1961) | 社団法人日本俳優協会常任理事 | |
昭和50年(1975) | 同 財務理事 | |
平成7年(1995) | 同 専務理事 | |
平成9年(1997) | 同 顧問 | |
平成11年(1999) | 社団法人伝統歌舞伎保存会顧問 |
著書・参考資料
昭和52年(1977) | 6月 | 『又五郎の春秋』(池波正太郎著、中央公論社、昭和54年中公文庫) |
昭和57年(1982) | 12月 | 『芝居万華鏡』(山田五十鈴との対談集、中央公論社C・BOOKS) |
平成7年(1995) | 12月 | 『聞き書き 中村又五郎歌舞伎ばなし』(郡司道子著、講談社) |