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松本白鸚 (まつもと はくおう)
代数
二代目
本名
藤間 昭暁 ふじま てるあき
生年月日
昭和17年(1942)8月19日、八代目松本幸四郎(初代松本白鸚)の長男として東京に生まれる。
芸歴
- 昭和21年(1946)5月
- 東京劇場「助六」外郎売の伜で松本金太郎を名乗り初舞台。
- 昭和24年(1949)9月
- 東京劇場「逆櫓」の遠見の樋口で六代目市川染五郎を襲名。
- 昭和45年(1970)
- ブロードウェイに招かれマーティンベッグ劇場にて「ラ・マンチャの男」を日本人初の英語での単独主演。
- 昭和53年(1978)
- NHK大河ドラマ「黄金の日日」主演。
- 昭和56年(1981)10・11月
- 歌舞伎座「勧進帳」の弁慶、「寺子屋」の松王丸ほかで、九代目松本幸四郎を襲名。高麗屋三代襲名をする。
- 昭和63年(1988)
- 「世阿彌」でアメリカ中西部を巡演。
- 平成2年(1990)
- 「王様と私」を英語での単独主演で半年にわたりイギリス各地を巡演。
- 平成7年(1995)
- フジテレビ系列「王様のレストラン」(千石武役)主演。
- 平成8年(1996)
- 「マクベス」主演でシェイクスピア四大悲劇完結。
- 平成9年(1997)
- 日本の創作劇を目的とした演劇企画集団シアターナインスを設立。第一回「バイ・マイ・セルフ」に続き、「ヴェリズモ・オペラをどうぞ!」(1998年)「マトリョーシカ」(1999年)を発表。
- 平成12年(2000)9月
- 歌舞伎企画集団、梨苑座(りえんざ)を設立。日生劇場にて第一回公演「夢の仲蔵」を上演。九代琴松の名で初演出も。
- 平成13年(2001)4・5月
- シアターナインス5周年記念「夏ホテル」
- 平成13年(2001)10・11月
- 「勧進帳」武蔵坊弁慶 文化庁移動芸術祭千秋楽で675回を記録
- 平成14年(2002)8月
- 「ラ・マンチャの男」帝国劇場8月19日で1000回を迎える。
- 平成20年(2008)10月
- 「勧進帳」武蔵坊弁慶 奈良・東大寺「東大寺奉納大歌舞伎」で上演1000回を達成。
- 平成30年(2018)1・2月
- 歌舞伎座「寺子屋」の松王丸、「仮名手本忠臣蔵」七段目の大星由良之助ほかで、二代目松本白鸚を襲名。高麗屋三代襲名をする。
受賞歴
昭和40年(1965)度 | ゴールデンアロー賞 | |
昭和40年(1965) | 「王様と私」でテアトロン賞 | |
昭和42年(1967) | 「心を繋ぐ6ペンス」でテアトロン賞 | |
昭和43年(1968) | 名古屋ペンクラブ年間賞 | |
昭和44年(1969) | 大阪府民賞、ラジオ芸術祭奨励賞、テレビ芸術祭個人賞、映画新人賞 | |
昭和44年(1969)度 | 芸術選奨新人賞 | |
昭和47年(1972) | 5月 | 重要無形文化財保持者(総合認定)に認定される。 |
昭和54年(1979)度 | 日本芸術院賞 | |
昭和57年(1982)度 | 第24回毎日芸術賞 | |
平成3年(1991)度 | 外務大臣表彰 | |
平成5年(1993) | 第2回日本シェイクスピア賞男優賞 | |
平成5年(1993) | サー・ジョン・ギールグッド賞 | |
平成7年(1995) | 3月 | 第16回松尾芸能賞大賞 |
平成7年(1995)度 | 第3回読売演劇大賞最優秀男優賞 | |
平成9年(1997) | 「ラ・マンチャの男」で名古屋ペンクラブ年間賞 | |
平成10年(1998) | 4月 | 第16回松尾芸能賞大賞 |
平成10年(1998) | 第23回菊田一夫演劇賞大賞 | |
平成17年(2005) | 4月 | 紫綬褒章 |
平成21年(2009) | 日本芸術院会員 | |
平成24年(2012) | 文化功労者に選ばれる | |
平成25年(2013) | 4月 | 早稲田大学芸術功労者表彰 |
平成27年(2015)度 | 第70回芸術祭賞演劇部門大賞 | |
令和4年(2022) | 第四十七回菊田一夫演劇賞特別賞 | |
令和4年(2022) | 文化勲章 |
職歴
昭和38年(1963) | 社団法人日本俳優協会幹事 | |
昭和52年(1977) | 同 評議員 | |
昭和60年(1983) | 社団法人日本舞踊協会理事 | |
昭和62年(1987) | 社団法人日本俳優協会理事 | |
平成11年(1999) | 社団法人伝統歌舞伎保存会理事 | |
平成24年(2012) | 公益社団法人日本俳優協会理事 | |
平成25年(2013) | 同 常任理事 | |
同 年(2013) | 一般社団法人伝統歌舞伎保存会理事 |
著書・参考資料
昭和47年(1972) | 2月 | 『ひとり言』(文化出版局) |
昭和56年(1981) | 9月 | 『見果てぬ夢』(コンパニオン出版) |
平成8年(1996) | 9月 | 『幸四郎の見果てぬ夢』(水落潔著、毎日新聞社) |
平成8年(1996) | 9月 | 『ギャルソンになった王様』(廣済堂出版) |
平成10年(1998) | 『松本幸四郎の俳遊俳談』(文・松本幸四郎、写真・大倉舜二、朝日新聞社) | |
平成11年(1999) | 4月 | 『ファミリーブレイク』(安達英一著、報知新聞社) |
平成17年(2005) | 5月 | 『幸四郎と観る歌舞伎』(小野幸恵著、音楽之友社) |
平成18年(2006) | 5月 | 『弁慶のカーテンコール』(光文社知恵の森文庫) |
平成20年(2008) | 10月 | 『父と娘の往復書簡』(松本幸四郎・松たか子著、文藝春秋) |
平成21年(2009) | 6月 | 『句集 仙翁花』(三月書房) |
平成23年(2011) | 11月 | 『幸四郎的奇跡のはなし』(東京新聞) |
平成25年(2013) | 8月 | 『松本幸四郎 私の履歴書』(日本経済新聞出版社) |
写真集
平成14年(2002) | 8月 | 『Koshiro Matsumoto』(十文字美信撮影、プレジデント社) |