書籍

明治キワモノ歌舞伎 空飛ぶ五代目菊五郎

歌舞伎座の怪人

矢内賢二 白水社
縦19.5cm×横14cm 本文253p
2009年4月25日発行 定価¥2,500(税別)

橋本治氏推薦

五代目尾上菊五郎は、本当に素敵な人だ。
この本のタイトルからするとぶっ飛んだ人のように思えるが、
「ぶっ飛んでる」と言われることを怖れない、本当の名優だ。
その引っくり返った素晴らしさを堪能してほしい。

歌舞伎座の怪人

歌舞伎座の怪人

二代目中村獅童 講談社
縦19cm×横13cm 本文183p
2009年3月12日発行 定価¥1,600(税別)

「正統派異端系」役者ができるまで

千尋の谷から何度もはい上がった"獅子の童"の自伝エッセイ

売れない青春時代、一夜限りで演じた『義経千本桜』狐忠信、起死回生の『ピンポン』、叔父萬屋錦之介の思い出、そして父の死

英訳付き 1冊でわかる日本の古典芸能

英訳付き1冊でわかる 日本の古典芸能

中村雅之 淡交社
縦18.8cm×横13cm 本文192p
2009年3月12日発行 定価¥1,900(税別)

世界でも有数の「芸能大国」日本。だが、その全体像は、外国人だけでなく、日本のほとんどの人もしらない。そういったごく普通の日本人のために、日本の芸能の全体像が大まかにつかめる本を目指して、本書は作られた。また、それを外国人に話してもらいたい、さらに外国人にも知ってもらいたい、という願いから、日本語文と比べやや内容を簡略にした対訳英文も付けた。(筆者序文より抜粋)

目次
「能・狂言」「文楽」「歌舞伎」「雅楽」「神楽」「声明」「日本舞踊」「琉球舞踊」「寄席芸」「日本の楽器」「復習のための和英辞典」

日本の伝統芸能講座 舞踊・演劇

日本の伝統芸能講座 舞踊・演劇

監修 服部幸雄、企画・編集 国立劇場 淡交社
縦22cm×横15.5cm 本文525p
2009年2月11日発行 定価¥3,800(税別)

観衆を前に演じられる、多種多様な伝統的舞踊・演劇を歴史・文学・民俗学的側面から幅広く探求した決定版。
日本芸能史年表、重要無形文化財保持者リスト、「音楽」の巻と共通の総合索引付き。

雅楽/寺社の祭儀芸能「延年」/古代からの放浪芸能
狂言/幸若舞(曲舞)/歌舞伎/人形浄瑠璃文楽
舞踊/沖縄の古曲舞踊/大衆芸能(寄席芸・大道芸)
近代から現代への展開

東京おぼえ帳

東京おぼえ帳

平山蘆江 ウェッジ文庫
縦15cm×横10.6cm 本文223p
2009年2月23日発行 定価¥800(税別)

無類に愉しいゴシップ満載。
梨園の花、花柳界の名妓、明治の元勲、大正の成金-。
明治・大正・昭和へかけて個性豊かな人々の織成す大東京の風俗絵巻。

かぶき手帖 2009年版

かぶき手帖 2009年版

編集・発行/社団法人日本俳優協会・松竹株式会社・
社団法人伝統歌舞伎保存会
縦16cm×横11cm 328p
2009年1月2日発行 定価 \1,400(税込)

「あの俳優さんのこと、知りたい!」「舞台姿をアップで見たい!」
全歌舞伎俳優303名の最新プロフィールを、新たに厳選されたカラーの舞台写真とともに掲載。
演劇評論家によるコメントも付いて、読みごたえ十分。

「お姫様はなぜ赤い振袖を着てる?」「つっころばし、ぴんとこなって何」
特集では、「歌舞伎の人類学」と題し、立役・女形の様々な役柄を、カラー写真付きで紹介。役柄を表現するため工夫・洗練されてきた化粧や衣裳、しぐさや言葉遣い・・・。
キャラの把握は理解の裏技!

「名前をよく見かけるあのヒトは?」「チケットを取りたいんだけど・・・」
演奏家や文芸スタッフ・振付家のプロフィールも掲載。座席表やチケットの購入情報の付いた『劇場案内』、『俳優家系図』など、観劇に役立つインフォメーション満載。

>>かぶき手帖は日本俳優協会HPで販売しています。
詳しくはここをクリック

図解雑学 よくわかる歌舞伎

図解雑学 よくわかる歌舞伎

石橋健一郎 ナツメ社
縦18cm×横13cm 本文223p
2008年12月25日発行 定価¥1,500(税別)

歌舞伎の鑑賞のコツをわかりやすく解説しました。
代表的な演目のダイジェストや登場人物の紹介だけでなく、音楽・衣裳・舞台仕掛けなど、あらゆる角度から歌舞伎の魅力に迫りました。
歌舞伎はどうして面白いのか、なぜ多くの人が夢中になるのか、ひとつひとつ項目を通して歌舞伎の魅力を解き明かす、初心者から通の方まで楽しめる1冊です。
また、国立劇場で直接歌舞伎の興行に関わっている編著者ならではの、興行のしくみや稽古の方法など、舞台の裏側に関する豆知識も盛り込みました。

坂田藤十郎 扇千景 夫婦の履歴書

坂田藤十郎 扇千景 夫婦の履歴書

日本経済新聞出版社
縦19.3cm×横13.5cm 本文272p
2008年10月24日発行 定価¥2,000(税別)

結婚五十年目 華麗なる競演

夫は上方歌舞伎の大名跡を襲名。妻は女優から政界へ、参議院議長に。
結婚で重なった人生はその後も波瀾万丈。共に築いた家庭がふたりの絆を深めた。

日経「私の履歴書」史上初の夫婦競演は、時に艶っぽく、見せ場たっぷり!

第一部 夫の履歴書
第一章 成駒屋の家
第二章 上方の伝統を継ぐ
第三章 楽しい国民劇
第四章 近松の言葉 藤十郎の芝居

第二部 妻の履歴書
第一章 宝塚へ
第二章 「梨園」の妻に
第三章 家庭を築く
第四章 女性議員

ある出来事について私と夫の見方が違うところもありましょう。
そこも夫婦の面白いところと思って読んでいただければ幸いです。
本文より

弁慶はなぜ勧進帳をよむのか 日本の精神文化と仏教

弁慶はなぜ勧進帳をよむのか 日本の精神文化と仏教

小峰彌彦 NHK出版生活人新書
縦17cm×横11cm 本文205p
2008年11月10日発行 定価¥660(税別)

多様な仏教文化のかたち。
庶民信仰と大衆芸能の深い結びつき。

日本人の精神文化を探る方法はいろいろあるが、大衆芸能から読み解くことは大きな意味がある。このような試みは少なくとも仏教からはなされていなかったが、大衆文化とは多くの人の支持を得たことの証(あかし)であり、その内容が如何(いか)なるものであるかを整理し、検討することは日本人の心に迫ることなのである。
(「はじめに」より)

シリーズ歌舞伎 歌舞伎のいき 第4巻[舞踊・新時代の歌舞伎]編

シリーズ歌舞伎 歌舞伎のいき 第4巻[舞踊・新時代の歌舞伎]編

小学館
縦21.5cm×横15.5cm 本文80p DVD付
2008年9月23日発行 定価¥3,800(税別)

『ヤマトタケル』『夏祭浪花鑑』『野田版 研辰の討たれ』
『天守物語』『NINAGAWA十二夜』『藤戸』『寿式三番叟』
『京鹿子娘道成寺』『藤娘』『連獅子』『積恋雪関戸』ほか
全18作品の見どころ・名シーンをDVDと書籍に収蔵して解説
知らなくても分かる!初めてでもおもしろい!
歌舞伎を知る近道がDVD-BOOKとして登場

【BOOK】

  • 80ページ
  • 舞踊・新時代の歌舞伎をくわしく紹介
  • 名作演目あらすじ・見どころ解説

【DVD】

  • 約96分
  • 多くの歌舞伎名演・名場面によるわかりやすい解説映像収録
  • 英語ナレーション付 ポール・グリフィス

シリーズ歌舞伎 歌舞伎のいき 第3巻[世話物・和事・新歌舞伎]編

シリーズ歌舞伎 歌舞伎のいき 第3巻[世話物・和事・新歌舞伎]編

小学館
縦21.5cm×横15.5cm 本文64p DVD付
2008年8月23日発行 定価¥3,800(税別)

『白浪五人男』『髪結新三』『籠釣瓶花街酔醒』
『魚屋宗五郎』『東海道四谷怪談』『封印切』『廓文章』
『沓手鳥孤城落月』『鳥辺山心中』『元禄忠臣蔵』ほか
全19作品の見どころ・名シーンをDVDと書籍に収蔵して解説
知らなくても分かる!初めてでもおもしろい!
歌舞伎を知る近道がDVD-BOOKとして登場

【BOOK】

  • 64ページ
  • 世話物・和事・新歌舞伎をくわしく紹介
  • 歌舞伎で使われる小道具・衣裳も解説
  • 名作演目あらすじ・見どころ解説

【DVD】

  • 約105分
  • 多くの歌舞伎名演・名場面によるわかりやすい解説映像収録
  • 英語ナレーション付 ポール・グリフィス

新釈 四谷怪談

新釈 四谷怪談

小林恭二 集英社新書
縦17.2cm×横10.7cm 本文205p
2008年8月24日発行 定価¥700(税別)

鏡リュウジ氏(占星術研究家)
「祟りは過去のものではない。現代こそ、祟りのスーパーパワーが発揮される時代であることを解き明かす本。思わずぶるっとします」

山本容子氏(版画家)
「お岩さまは、史上最強、完全無欠の守護天使」

あなたはまだ、世紀の祟り神 お岩さまの本当の怖さを知らない!

「ただ恨めしきは 伊右衛門殿
喜兵衛一家の者どもも なに安穏におくべきや
思えば思えば エエ恨めしい」

・・・壮絶な台詞を残して、美しい人妻から世紀の「お化け」に変貌した、
かの有名なお岩さま。
近代のとば口にあった江戸の世に逆転の作家鶴屋南北が送り込んだスーパースターの、大いなる悲しみと怒りを描き出す!

松竹歌舞伎検定 公式テキスト

松竹歌舞伎検定 公式テキスト

松竹株式会社編 マガジンハウス
縦21cm×横14.8cm 本文175p
2008年8月7日発行 定価¥3,000(税別)

歌舞伎検定、2008年11月24日(月・休)、いざ!
検定問題の80%は公式テキストより出題。受ける前に読まれたし。

偽物がはびこる時代だからこそ、本物の粋を学ぼう。

>>かぶき手帖は日本俳優協会HPで販売しています。
詳しくはここをクリック

坂東三津五郎 歌舞伎の愉しみ

坂東三津五郎 歌舞伎の愉しみ

坂東三津五郎 長谷部浩(編) 岩波書店
縦19.5cm×横13.5cm 本文252p
2008年7月25日発行 定価¥1,900(税別)

さらに奥深い世界へ
歌舞伎を愉しむ秘訣をたっぷり披露

・第一章
世話物は、二十一世紀に生き残れるか
・第二章
踊りの家に生まれて
・第三章
時代物の噛みごたえとその深さ
・第四章
荒事と和事
・第五章
鶴屋南北、泥臭い人間の言葉
・第六章
通し狂言と新作の可能性
・第七章
三津五郎おすすめの芝居
・第八章
歌舞伎役者と芸の伝承
・第九章
歌舞伎よもやま話

シリーズ歌舞伎 歌舞伎のいき 第2巻[時代物・荒事]編

シリーズ歌舞伎 歌舞伎のいき 第2巻[時代物・荒事]編

小学館 
縦21.5cm×横15.5cm 本文64p DVD付
2008年6月23日発行 定価¥3,800(税別)

『暫』『勧進帳』『助六由縁江戸桜』『外郎売』『寿曽我対面』
『菅原伝授手習鑑』『義経千本桜』『仮名手本忠臣蔵』
『熊谷陣屋』『伽羅先代萩』
全21作品の見どころ・名シーンを抜粋してDVDとして書籍に収蔵して解説
知らなくても分かる!初めてでもおもしろい!
歌舞伎を知る近道がDVD-BOOKとして登場

【BOOK】

  • 64ページ
  • 時代物・荒事をくわしく紹介
  • 三大義太夫狂言など名作演目あらすじ・見どころ解説

【DVD】

  • 約105分
  • 多くの歌舞伎名演・名場面によるわかりやすい解説映像収録
  • 英語ナレーション付 ポール・グリフィス

仮名手本忠臣蔵を読む

仮名手本忠臣蔵を読む

服部幸雄(編) 吉川弘文館 
縦19.5cm×横13.5cm 本文249p
2008年8月1日発行 定価¥2,800(税別)

時代を超えて日本人の心を惹きつける「忠臣蔵」の魅力!
歌舞伎・人形浄瑠璃・落語・講談・浪曲・小説・浮世絵・バレエ・・・。

絶大な人気を誇り、歌舞伎・文楽の定番でもある『仮名手本忠臣蔵』。
一方で事件の歴史研究は、虚構の物語を覆し元禄社会を解明した。
史実と物語の関係を幅広い文化から読み解き、
忠臣蔵人気を支える日本人の心情に迫る。

シリーズ歌舞伎 歌舞伎のいき 第一巻基礎編

シリーズ歌舞伎 歌舞伎のいき 第一巻基礎編

小学館 
縦21.5cm×横15.5cm 本文79p DVD付
2008年6月23日発行 定価¥3,800(税別)

歌舞伎座開場120年
この一冊で歌舞伎座のすべてがわかる
知らなくても分かる!初めてでもおもしろい!
歌舞伎を知る近道がDVD-BOOKとして登場

【BOOK】

  • 80ページ
  • 歌舞伎はやわかり簡単ガイド
  • 普段見ることのできない歌舞伎座のすべてを紹介

【DVD】

  • 約95分
  • 英語ナレーション付 ポール・グリフィス
  • 多くの歌舞伎名演・名場面によるわかりやすい解説映像収録

戦後歌舞伎の俳優たち

戦後歌舞伎の俳優たち

社団法人伝統歌舞伎保存会 
縦25.6cm×横18.1cm 本文375p
2008年5月2日発行 頒価¥8,000円(税込)

  • 今までに無かった歌舞伎研究者・愛好者必読の資料
  • 戦後歌舞伎を担った俳優185名のプロフィールは、すべて書き下ろし
  • 主役クラスからわき役まで、幅広く網羅
  • 生没年月日、芸歴、受賞歴などの詳細データはすべて原拠にあたって再調査
  • 巻末の【芸名索引】は過去に名のった芸名まで網羅し、【姓から引く】【名から引く】の二通りの索引を併載
  • 貴重な舞台写真374枚と、上演データつき【写真リスト】

>>詳細およびご購入に関しては、伝統歌舞伎保存会のページをご参照ください。

狐のかんざし

狐のかんざし

花柳章太郎 三月書房
縦11cm×横14.5cm 本文270p
2008年6月1日発行 定価¥2,500(税別)

新派百二十年記念

新派女形、人間国宝花柳章太郎。 色彩の中に生き、役の表現に舞台衣裳、小物の収集。 人形、染色、七宝、ガラス絵、日本画、俳句・・・多芸多才の著者が愛した東京の風景 をスケッチと文で綴る「東京恋慕帖」きもの随筆「狐のかんざし」「新派十話」初め て単行本となる31篇の随筆集。

新派は現代劇であるが、いくつか並ぶ演目のなかには「女形」を必要とする芝居がでてくる。 私は“黄昏の美”を残すため、この仕事に自分の残映をとどめたいと思うのである。 日暮れて道遠し、ではあるが、沈む光を美しくしたい念願でいる。(本文より)

シリーズ歌舞伎 パリ・オペラ座公演 勧進帳・紅葉狩

シリーズ歌舞伎 パリ・オペラ座公演 勧進帳・紅葉狩

小学館 縦21.5cm×横15.5cm 本文64p DVD付
2008年5月24日発行 定価¥3,800(税別)

この一冊ですべてがわかる 話題のパリ、オペラ座ガルニエ宮公演いよいよDVD化

【BOOK】
・64ページ 勧進帳・紅葉狩 解説入り公演台本付
・市川團十郎・市川海老蔵 インタビュー
・オペラ座公演時写真満載
【DVD】
・約172分 英語解説音声・字幕付
・日本語解説音声・字幕付 小山観翁(解説音声担当)
・英語解説音声・字幕付 ポール・グリフィス

江戸の醍醐味

江戸の醍醐味

荒俣宏  光文社
縦19.4cm×横13.5cm 本文241p
2008年5月30日発行 定価¥1,800(税別)

日本橋・人形町から縁起めぐり

マグロ、親子丼、人力車、霊獣、魚釣、銭湯、神輿、赤穂浪士、かつら、凧、 指紋、銅鑼焼き、天神祭、河岸、骨董、鰹節、相撲、風呂敷、能楽・・・

見よ、東京の底力。 歴史の皮層をめくりとる「江戸のドまん中」探訪記

歌舞伎ギャラリー50 登場人物&見どころ図解

歌舞伎ギャラリー50 登場人物&見どころ図解

田口章子編著 百鬼丸切り絵 学習研究社
縦25.6cm×横18.2cm 本文183p
2008年5月24日発行 定価¥2,800(税別)

これだけは観ておきたい 歌舞伎の名作50選
美しい切り絵による登場人物とヴィジュアルで魅せる見どころ
読んだら観たくなる、観たらまた読みたくなる、鑑賞ガイドの決定版!

歌舞伎・主人公百選

歌舞伎・主人公百選

藤田洋 たちばな出版
縦18.3cm×横13cm 本文277p
2008年4月30日発行 定価¥2,000(税別)

歌舞伎に登場する人物の数はおびただしいが、
代表100人をとりあげて、その魅力を描く。
登場人物の波瀾にみちた人生は、見る者をわくわくさせずにはおかない

本書でとりあげた主な主人公

「一谷嫩軍記」熊谷次郎直実
「景清」悪七兵衛景清
「仮名手本忠臣蔵」おかる
「鎌倉三代記」時姫
「勧進帳」武蔵坊弁慶
「京鹿子娘道成寺」白拍子花子
「傾城阿波の鳴門」お弓
「源平布引滝」木曽先生義賢
「国性爺合戦」錦祥女
「菅原伝授手習鑑」桜丸
「其小唄夢廓」小紫
「彦山権現誓助剣」お園
「本朝廿四孝」八重垣姫
「矢の根」曽我五郎
「義経千本桜」平知盛

歌舞伎のかわいい衣裳図鑑

歌舞伎のかわいい衣裳図鑑

君野倫子・著、市川染五郎・監修 小学館
縦21cm×横15cm 本文127p
2008年4月27日発行 定価¥1,600(税別)

着物好きにも、歌舞伎好きにも、楽しさ10倍!
色彩、柄、衣裳、道具・・・
あなたの“好き”を見つけてください。
歌舞伎は、着物のコーディネートにも絶対役立ちます!
---市川染五郎

「歌舞伎未体験の人も、歌舞伎ビギナーの人も、着物好きな人も必見!
難しいことはさておき、まずは素敵な衣裳を楽しんでみませんか!
歌舞伎に出てくる帯結び、格子の着物、季節のモチーフ、
びっくりコーデ、どれもこれも目がくぎ付けになる魅惑の世界。
この本を手に、歌舞伎に出かけましょ!
---君野倫子

カメ流

カメ流

市川亀治郎 角川学芸出版
縦18.9cm×横13cm 本文191p
2008年4月20日発行 定価¥1,905(税別)

亀治郎さん、やっぱりあなたは変わっている! ---三谷幸喜(脚本家)

「昨日の失敗は悔いず、まだ見えぬ将来の不安を憂えず、今、生きているこの瞬間に一番輝いている自分でありたい。それが“カメ流”。」

若手歌舞伎役者が綴る人生の実感。 初の書き下ろし、フォト&エッセイ

團十郎の歌舞伎案内

團十郎の歌舞伎案内

十二代目市川團十郎 PHP新書
縦17.3cm×横11cm 本文237p
2008年4月30日発行 定価¥740(税別)

青山学院大学の特別講義 待望の書籍化!

歌舞伎の誕生から四百年、初代から十一代目までの團十郎の生き様をたどると、日本人ならではの感性が発見できる。
荒事の力強さ、女形の甘美さ、物語の繊細さ――
ドラマより、映画より、演劇より、一流の歌舞伎はこんなにおもしろい!
江戸歌舞伎最高位の名跡を継ぐ役者が、みずからその魅力を紹介。
「踊りと舞はどう違うのか」「『勧進帳』の富樫はいつ義経を見破るのか」など、演者にしかわからない体の動き、心の機微もエピソードとともに明らかに。
江戸人の遊び心にまみえれば、退屈な人生がもっと豊かになる。

現代語訳 歌舞伎名作集

現代語訳 歌舞伎名作集

小笠原恭子訳 河出文庫
縦14.8cm×横10.8cm 本文529p
2008年3月20日発行 定価¥1,200(税別)

「仮名手本忠臣蔵」「菅原伝授手習鑑」「妹背山婦女庭訓」
「勧進帳」「天衣紛上野初花」など、
特に人気が高く代表的な歌舞伎演目、十作品の名場面を、
舞台の雰囲気そのままに現代語訳。
通して演じられることの稀である各演目の全編が堪能できるよう、
詳細なあらすじ・解説を付しておくる歌舞伎鑑賞に最適な決定版。

歌舞伎の事典

歌舞伎を楽しむ本

藤田洋著 新星出版社
縦21cm×横14.7cm 本文191p
2008年2月25日発行 定価¥1,700(税別)

カラー版徹底図解
演目ガイド181選

歌舞伎狂言の基本レパートリーを網羅
-純歌舞伎
-義太夫狂言
-新歌舞伎
-歌舞伎舞踊

全作品に現代役者による臨場感あふれる舞台写真

歌舞伎を楽しむ本

歌舞伎を楽しむ本

主婦と生活社
縦22.1cm×横18.5cm 本文151p
2008年2月12日発行 定価¥1,381(税別)

名作・傑作21本の見どころ紹介!
「華」「艶」「情」「粋」華麗な世界への招待状

名作・傑作の見どころ・観かたを詳しく紹介
歌舞伎の「華」「粋」「情」を堪能する
こころに響く名せりふを聞く
女形の妖しさに酔う
外連(けれん)・スペクタクルを満喫する
・掛け声は楽しい
・囃子方の面々
・桟敷とは
・イヤホンガイド活用法
・地方巡業
・全国の歌舞伎小屋紹介
etc.

もっと知りたい 上方文化

もっと知りたい 上方文化

日本経済新聞社編 日本経済新聞出版社
縦18.7cm×横13cm 本文230p
2008年1月25日発行 定価¥1,600(税別)

落語、歌舞伎、宝塚、美術、浄瑠璃・・・
関西発の文化に親しむ格好のガイドブック
美術館、博物館、劇場など各種施設のガイド掲載

第1章 芸能に生きる
第2章 「新しさ」を生む伝統
第3章 古都の矜持
第4章 文化の守護者たち

かぶき手帖 2008年版

かぶき手帖 2008年版

編集・発行/社団法人日本俳優協会・松竹株式会社・
社団法人伝統歌舞伎保存会
縦16cm×横11cm 328p
2008年1月2日発行 定価 \1,300(税込)

最新最詳の歌舞伎公式データブック。全歌舞伎俳優のプロフィールと最新カラー舞台写真。 歌舞伎に関わる音楽演奏家・文芸スタッフ・振付家のプロフィール、「俳優家系図」「劇場案内」などデータ満載。

毎年好評の特集は『歌舞伎舞踊の入口』。
「芝居にくらべて理解するのが難しい」「見方がわからない」との声を聞くことがある歌舞伎舞踊。
その鑑賞法を分かりやすく案内する『歌舞伎舞踊へのアプローチ』と、上演の多い代表的な舞踊34演目の『演目解説』を豊富な舞台写真と共に紹介しています。

>>かぶき手帖は日本俳優協会HPで販売しています。
詳しくはここをクリック

『三島由紀夫と歌舞伎』

『三島由紀夫と歌舞伎』

木谷真紀子著 翰林書房
縦19.5cm×横13.5cm 本文310p
2007年12月5日発行 定価¥2,800(税別)

触れたくとも触れることのできなかったかつての「大人の象徴」。
実作者としての挑みが、今、ここに明らかにされる。

歌舞伎は教壇演劇ではない。 完成された神聖な舞台をみせる演劇だ。
「顔合せ」といひ、「顔揃ひ」といひ「顔見世」という言葉をのこしてきた演劇だ。 舞台のBalance of Power を欠くと忽ちつまらなくなる演劇だ。

一瞬の美しさだ。

『ずいひつ 背中の背中』

『ずいひつ 背中の背中』

河竹登志夫著 小学館スクウェア
縦19.5cm×横13.5cm 本文239p
2007年12月7日発行 定価¥1,800(税別)

「大正・昭和・平成の三代を生きて……あっという間の、80余年」 そう書く筆者が、劇界のことはもちろん、物理学、宇宙、人、そしてカエルのこと……、心にとまった事々から思いをめぐらす楽しさそのままに、軽妙に洒脱につづった「ずいひつ」集。

中村雅楽探偵全集(5)『松風の記憶』

中村雅楽探偵全集(5)『松風の記憶』

戸板康二著 東京創元社
縦14.8cm×横10.8cm 本文652p
2007年11月30日発行 定価¥1,300(税別)

直木賞、日本推理作家協会賞受賞シリーズ
中村雅楽よ永遠なれ

名短編「團十郎切腹事件」と同時代に新聞連載された『松風の記憶』と、
味わい深い『第三の演出者』の長編2作を収録した≪中村雅楽探偵全集≫第5巻。
シリーズ掉尾を飾る、叙情味豊かで趣深い戸板ミステリを、ごゆるりとお楽しみあれ!

中村雅楽探偵全集(4)『劇場の迷子』

中村雅楽探偵全集(4)『劇場の迷子』

戸板康二著 東京創元社
縦14.8cm×横10.8cm 本文675p
2007年9月28日発行 定価¥1,400(税別)

直木賞、日本推理作家協会賞受賞シリーズ
優美なり雅楽の絵解き

名編「家元の女弟子」に加え、単行本未収録作「元天才少女」「留め男」「むかしの弟子」を収録。著者晩年の作品群で綴る≪中村雅楽探偵全集≫第4巻。
梨園での出来事をはじめとした、雅楽の日常を描いた滋味あるミステリをご堪能あれ!

日本の古典芸能

日本の古典芸能

河竹登志夫著 かまくら春秋社
縦19.5cm×横13.5cm 本文349p
2007年9月20日発行 定価¥2,000(税別)

名人に聞く究極の芸
野村万作(狂言)、観世榮夫(能)、吉田文雀(文楽人形)、
片岡仁左衛門(歌舞伎)、中村芝翫(歌舞伎)、花柳寿南海(日本舞踊)、
東儀俊美(雅楽)、杵屋巳太郎(長唄三味線)、川瀬白秋(胡弓)、
竹本住大夫(文楽太夫)

日本の美の中でも、自らの肉体によって創り出し、身体から身体へと伝えられていく伝統の技芸、古典芸能の世界。これを改めて見直そうという企画でした・・・
登場する10人の名人は、どの方もみな私が芸と人に惚れ込んでいる上に、それぞれに親しく、何でも打ちとけて話していただけるという、自信がありました。
ですから芸の秘密はもちろん、対談の随所に、ふつうには聞けない率直な心の内や、ハッとする言葉や、その人らしいエピソード、屈託のない打ち明け話などが、ちりばめらているはずです。
ただの芸談とか説教じみた古老の自慢話などではない、未来をさぐりながら、今現在伝統を生き、創っている生々しい言葉の満載
---河竹登志夫(あとがきより)

京都南座物語

京都南座物語

宮辻政夫著 毎日新聞社
縦19cm×横12.8cm 本文293p
2007年6月30日発行 定価¥1,800(税別)

日本最古の劇場を彩り400年、上方歌舞伎界の人間模様
各界の96人が語る南座秘話も収録

南座に生命を吹き込んできたのは、役者の汗、観客の熱狂、
そして、芝居を愛してやまない裏方たちである。
ここで夢を描き、泣き、笑い、それぞれの時代を紡いできた-。
歌舞伎を知るために必須の一冊。入門書としても最適。

決断のとき

決断のとき

扇千景著 世界文化社
縦19cm×横12.8cm 本文229p
2007年8月10日発行 定価¥1,400(税別)

政界を去る扇千景がいま語る!
そこらの男の大臣なんかより、ずっとテキパキ、物が進んだ
-石原慎太郎
女性だから務まるではなくて、女性だからできるという意欲
-小泉純一郎

30年に感謝を込めて・・・
「やっぱり女は駄目だ!二度と女にはこのポストは与えない!」
とだけは言われないように、いや、むしろ女で良かったと
言わなければ、とのプレッシャーがかなりあったことも事実です。
「貧乏くじ」でも女は度胸!

菊五郎の色気

菊五郎の色気

長谷部浩著 文春新書
縦17.3cm×横11cm 本文278p
2007年6月20日発行 定価¥952(税別)

「知らざあ言って聞かせやしょう」
当代一の歌舞伎役者、七代目尾上菊五郎が立ちのぼらせる江戸の粋

菊五郎が放つ「色気」の正体とは?
七代目菊五郎への道筋/死を予感させる若衆の風情/
たおやかな女から、ふてぶてしい悪党へ/
晴れやかな男伊達、こぼれる哀感/現在を撃つ、耐える女の苦渋/
年齢の限界まで。踊る身体/
歌舞伎の今を演出する、改革へと踏み出す/
父梅幸、祖父六代目を乗り越えるために-

中村雅楽探偵全集(3)『目黒の狂女』

中村雅楽探偵全集(3)『目黒の狂女』

戸板康二著 東京創元社
縦14.8cm×横10.8cm 本文666p
2007年6月29日発行 定価¥1,300(税別)

直木賞、日本推理作家協会賞受賞シリーズ
梨園を描く、雅楽推理譚

老優・中村雅楽の推理は名人の域に。名前のみ雅楽が登場する「かんざしの紋」、 『推理小説年鑑』に収録された名編「楽屋の蟹」「木戸御免」など、粒ぞろいの≪中村雅楽探偵全集≫第3巻。
ミステリ界を代表する名シリーズ、ますます快調!

串田戯場-歌舞伎を演出する

串田戯場-歌舞伎を演出する

串田和美著 ブロンズ新社
縦19.4cm×横15.4cm 本文263p
2007年6月25日発行 定価¥2,000(税別)

今のところ、カントクがいなかったら今のオレはない!-中村勘三郎

『夏祭浪花鑑』、『盟三五大切』、『三人吉三』、『法界坊』、『東海道四谷怪談』・・・etc.
コクーン歌舞伎のそれぞれの演目について、
演出家・串田和美が書き下ろした初の歌舞伎エッセイ。

ポプラディア情報館『伝統芸能』(大型本)

ポプラディア情報館『伝統芸能』(大型本)

監修三隅治雄 ポプラ社
縦29cm×横22cm 本文215p
2007年3月発行 定価¥6,800(税別)

歌舞伎、能、文楽など、日本の伝統芸能がよくわかる!

  • 歌舞伎や能、狂言、文楽など、日本の伝統的は舞台芸能をはじめ、雅楽、邦楽など伝統的な音楽を幅広く取りあげました。
  • 豊富な写真とイラストで、舞台のしくみや衣裳などを具体的に紹介。舞台の裏側までわかるよう工夫しました。
  • 歌舞伎や能、狂言など、それぞれの芸能の代表的な演目を写真で紹介します。
  • 伝統芸能のすばらしさを知るための入門書として最適の内容です。

ポプラディア情報館とは・・・
小中学生の調べ学習に必要な情報を満載した、テーマ別の学習資料集。
グラフや統計、写真などさまざまな資料を集め、1冊でひとつのテーマについて、くわしく調べられます。

中村雅楽探偵全集(1)『團十郎切腹事件』

中村雅楽探偵全集(1)『團十郎切腹事件』

戸板康二著 東京創元社
縦14.8cm×横10.8cm 本文663p
2007年2月28日発行 定価¥1,200(税別)

江戸川乱歩に見いだされた「車引殺人事件」にはじまる、老歌舞伎俳優・中村雅楽の推理譚。美しい立女形の行方を突きとめる「立女形失踪事件」、八代目市川團十郎自刃の謎を読み解く、第42回直木賞受賞作「團十郎切腹事件」など全18編。
旧「宝石」掲載時の各編解説をはじめ豊富な資料も併録。ミステリ史に燦然と輝く名推理の数々を完全収録した、≪中村雅楽探偵全集≫堂々開幕!

中村雅楽探偵全集(2)『グリーン車の子供』

中村雅楽探偵全集(2)『グリーン車の子供』

戸板康二著 東京創元社
縦14.8cm×横10.8cm 本文698p
2007年4月27日発行 定価¥1,500(税別)

7年ぶりに「盛綱陣屋」への出演依頼を受けた中村雅楽。しかし、子役の演技が気になる雅楽は、なかなか出演を承諾しない。そんな折、大阪で法要に出席した雅楽と竹野記者は、帰京する新幹線で一人の少女と出会う。東京駅に着く間際に、雅楽が「陣屋」への出演を決めた訳は―――。
第29回日本推理作家協会賞を受賞した表題作を含む、珠玉の18編を収録。≪中村雅楽探偵全集≫第2巻。

『TAMASHII 魂』 『魂 TAMASHII』 MICK ROCK meets KANZABURO

『TAMASHII 魂』 『魂 TAMASHII』 MICK ROCK meets KANZABURO

デヴィッド・ボウイ、ミック・ジャガー…著名なロック・ミュージシャンを撮り続けている異彩のフォトグラファー、ミック・ロックと中村勘三郎。この二人の画期的なコラボレーションによって生まれた写真集『TAMASHII 魂』と、『魂 TAMASHII』(部数限定の豪華本)の2冊がアシェット婦人画報社から同時出版されます。

『TAMASHII 魂』(全96ページ・A4変型(290×220cm)・アジロ並製・定価2310円=税込)では、六本木に集まる若々しい感性の人々を対象に、ミックと勘三郎のファインダーを挟んだ激しいぶつかり合いをたっぷりと紹介。さらにミック・ロック、勘三郎への特別インタビュー記事も掲載。

部数限定販売の豪華版『魂 TAMASHII』(本編・全80ページ、A4変型(290×220cm)・かがり上製・定価9975円=税込)は、特に歌舞伎ファン、勘三郎ファンにお薦め。上質な写真集であるだけでなく、オリジナル・デザインの大型ポスターや特製手ぬぐい、そしてミック撮影の勘三郎・生プリント写真もセットにした宝箱のような一冊。こちらはインタビュー記事も全編収録(『TAMASHII 魂』では一部抜粋掲載)しています。シリアル番号付きの、まさにこの機会だけの限定レア写真集です。

【豪華版】

『TAMASHII 魂』 『魂 TAMASHII』 MICK ROCK meets KANZABURO

歌舞伎の原郷-地芝居と都市の芝居小屋

歌舞伎の原郷-地芝居と都市の芝居小屋

服部幸雄著 吉川弘文館
縦21.5cm×横15.5cm 392p
2007年5月10日発行 定価 本体価格13,000円+税

神社の祭礼に上演される土地の人の地芝居や地方の芝居小屋には、
現在の歌舞伎が失った役者と観客が一体となった劇空間が存在する。
黒森歌舞伎・旧金毘羅大芝居などに、江戸歌舞伎の<時空>を考察。
歌舞伎の原風景を探る。

私の出会えた名優たち

私の出会えた名優たち

山川静夫著 演劇出版社
縦21.5cm×横15.5cm 328p
2007年3月30日発行 定価 本体価格2,190円+税

インタビューと随筆でよみがえる昭和歌舞伎の名優九人

七代目尾上梅幸・十三代目片岡仁左衛門・六代目中村歌右衛門・十七代目中村勘三郎・二代目中村鴈治郎・長谷川一夫・二代目尾上松緑・八代目松本幸四郎=白鸚・十一代目市川團十郎(随筆のみ)

昭和歌舞伎の懐かしい名優たちを巧みなインタビューと珠玉の随筆でその素顔と舞台を鮮やかに描き出します。
こよなく歌舞伎を愛する著者の熱き心が感動を呼ぶ好著です。

かぶき手帖 2007年版

かぶき手帖 2007年版

編集・発行/社団法人伝統歌舞伎保存会・松竹株式会社・社団法人日本俳優協会
縦16cm×横11cm 328p
2007年1月2日発行 定価 \1,300(本体価格1,238円)

最新最詳の歌舞伎公式データブック。全歌舞伎俳優のプロフィールと最新カラー舞台写真。
歌舞伎に関わる音楽演奏家・文芸スタッフ・振付家のプロフィール、「俳優家系図」「劇場案内」などデータ満載。
特集では、明治~昭和前期に活躍した近代の名優を紹介。「團菊」こと九代目市川團十郎・五代目尾上菊五郎や「美形」十五代目市村羽左衛門ほか、43人をフィーチャー。

>>かぶき手帖は日本俳優協会HPで販売しています。
詳しくはここをクリック

染五郎と読む 歌舞伎になった義経物語

『染五郎と読む 歌舞伎になった義経物語』

市川染五郎監修・小野幸恵著 岩崎書店
縦21.5cm×横15.5cm 本文151p
2006年12月25日発行 定価¥1,200(税別)

「判官びいき」という言葉は義経から生まれた。
史実から伝説へ-人々の思いは歌舞伎の中に伝わっている。
歌舞伎の魅力を義経を通じて染五郎が紹介します。

歌舞伎には、源義経にまつわるお芝居がいくつもあります。
歌舞伎が作られた江戸時代の人にとっても、義経の物語は魅力的だったのでしょう。
ところが、義経にまつわる史料は少なく、私たちが知っている物語のほとんどが伝説なのです。
歴史が伝説を生み、やがて歌舞伎になったというわけです。

梅原猛「神と仏」対論集3 『神仏のまねき』

梅原猛「神と仏」対論集3『神仏のまねき』

梅原猛・市川亀治郎 角川書店
縦19.2cm×横13.5cm 本文267p
2006年11月13日発行 定価¥1,800(税別)

風流(ふりゆう)、憑人(よりまし)、俳優(ワザヲギ)。
怨霊・梅原猛が、傾(かぶ)き、神仏を降ろし、歌舞伎のワザを招(お)ぐ。

花やかに華やかに神仏を降ろす。歌舞いて傾(かぶ)いて、神仏を喜ばす。
かつて歌舞伎とはそういうものであった。神仏の側のものであった。
今一度、歌舞伎のその芸を神仏の許(もと)へ戻そう。
処女(をとめ)にも伊達者(だてもの)にも変化(へんげ)して、
神仏を口説(くど)いて、神仏をまねく。

坂田藤十郎 ‐ 歌舞伎の真髄を生きる

坂田藤十郎 歌舞伎の真髄を生きる

坂田藤十郎著 世界文化社
縦21.7cm×横15.5cm 本文187p
2006年7月20日発行 定価¥2,571(税別)

歌舞伎の「絶対」になる
次世代に贈る生き方のヒント
坂田藤十郎という大きな夢を叶えた著者が
人生の軌跡を綴るフォト&エッセイ

第一章 お初とともに歩んだ人生
第二章 役者としての覚醒
第三章 歌舞伎は世界の共通言語
第四章 藤十郎への転生
第五章 歌舞伎の真髄
第六章 後世へと繋ぐもの
第七章 自分を生ききる

増補版 近代歌舞伎劇評家論

増補版 近代歌舞伎劇評家論

権藤芳一著 演劇出版社
縦18.7cm×横13.5cm 本文378p
2006年8月5日発行 定価¥2,500(税込)

「劇評の任務、責任、使命といったものが問い直されているのだ」(増補版あとがき)明治以後、近代の歌舞伎劇評の成り立ちをたどり、おもだった劇評家十数氏の個性とその歌舞伎観を論じた好著。若き日の情熱が生き続ける、待望久しい増補版。

劇評家論では、饗庭篁村・三木竹二・杉贋阿弥・岡鬼太郎・伊原青々園・楠山正雄・岸田劉生・折口信夫・小山内薫・三宅周太郎の各論に加え、武智鉄二『かりの翅』や戸板康二・郡司正勝の著作をとりあげる。

歌舞伎の近代 作家と作品

歌舞伎の近代 作家と作品

中村哲郎著
岩波書店
縦19.2cm×横14cm 本文528p
2006年6月29日発行 定価¥5,800(税別)

新作歌舞伎の潮流を
ダイナミックに描き出す
一世紀の演劇史

おそらく、歌舞伎の歴史が、江戸体制の崩壊をもって終息を告げるものだったとすれば、歌舞伎という演劇は今日、これほど複雑な魅惑と、謎の深まりと、さらに、或る偉大な光すら帯びるまでには至らなかったに違いない。
…歌舞伎が近代と対決し、近代を受け入れて、百数十年間を生き抜いた事実の重みが、現在の歌舞伎の、したたかな複合力に転じていることは、誰しも否定できないだろう。
(本書「序として」より)

明治後期以降、数多くの新作歌舞伎が上演されてきた。
本書はその中から代表的な五十六人の作家とその作品を取り上げて論じる、初めての新作歌舞伎史である。
近代から現代にいたる歌舞伎が、「国家」や「自我」という近代的概念とどのように向き合い、格闘し、みずからを変革してきたのか。
豊富な資料と魅力溢れる筆致で、近代歌舞伎の潮流をいきいきと描き出し、その意義を問う。

弁慶のカーテンコール

弁慶のカーテンコール

松本幸四郎著
光文社 知恵の森文庫
縦15.2cm×横10.5cm 本文376p
2006年5月15日発行 定価¥743(税別)

歌舞伎役者で
MUSICAL STARでドラマにも出ていて。
こんな人、他にいます?
                                        ──三谷幸喜

歌舞伎の名門高麗屋に生まれながら、歌舞伎はもとより、シェイクスピア劇、ミュージカル、翻訳劇、現代劇、テレビドラマと、幅広いジャンルで活躍し続ける役者松本幸四郎。彼にとって「演じる」とは、どういうことなのか?彼の考える歌舞伎とは、そして家族への思いは…。役者人生の現代(いま)を語るエッセイ集。自筆の絵や書も初収録。

歌舞伎登場人物事典

歌舞伎登場人物事典

河竹登志夫監修/古井戸秀夫編
白水社
縦22.5cm×横17cm 本文937p
2006年5月10日発行 定価¥24,000(税別)

主役・脇役・善玉・悪玉・・・・・ 舞台の上で活躍する2300余人を50音順にまとめた初めての事典

この事典には、主役から彼らを支える脇役までが、たっぷり取りあげられている。そうして、それぞれの人物の成り立ち、性格、作中の役どころや演技の型はもとより、衣裳、化粧、髪、役者の個性による表現のいろいろまで、必要に応じて具体的に記述されているので、舞台を見ているような気分に誘われる。
(河竹登志夫「監修のことば」より)

演劇界の歌舞伎年鑑 2006年版

演劇界の歌舞伎年鑑 2006年版

演劇出版社(別冊演劇界)
縦26.2cm×横18.6cm 本文144p
2006年4月24日発行
定価¥1,500(税込)

二〇〇五年の歌舞伎界の全てを伝える一冊です。
一月から十二月まで、劇場別に三人の評論家による座談会をメインに話題の舞台を取り上げています。
二〇〇五年の舞台を語るうえでかかせない別冊です。

舞台裏おもて 歌舞伎・文楽・能・狂言

舞台裏おもて 歌舞伎・文楽・能・狂言

監修:山田庄一、吉田簑助、大藏彌太郎 写真:岩田アキラ  マール社
縦15cm×横15.3cm 247p
2006年4月20日発行 定価¥1,800(税別)

舞台の裏ってどうなっているの?
衣裳や装束はどうやって着けるの?
鬘は?小道具は?大道具は?
豪華な監修陣を迎え、
普段は知ることのできない舞台裏を
貴重な写真でご紹介します。
舞台を見た事のない人も楽しめて
芝居好きも知らなかった!
という興味深いお話が満載です。

言わぬが花

言わぬが花

小川陽子  主婦と生活社
縦18.85cm×横13cm 165p
2006年3月20日発行 定価¥1,400(税込)

闇夜を駆け続けた獅子を叱咤激励した孟母。

もう僕が働くから「静かにお暮らしください」と言っているのに本を出すという。
どうか心やさしい皆さま、読んでやってください。
もちろん、僕は読みません。
(中村獅童)

梨園に嫁して、はや四十数年。息子・中村獅童の成長の報告と、姑から教わり私流にアレンジしてきた着物のこと、暮らしの細々したことどもを、少しお話させていただくことにいたしました。(著者)

名女形・雀右衛門

名女形・雀右衛門

渡辺保 新潮社
縦19.6cm×横13.5cm 249p
2006年2月25日発行 定価(税別)1,700円

舞台に咲く大輪の花 85歳にしてこの若さ、美しさ-奇蹟の女形の芸と人生。

昭和15年、血気盛んな青年俳優は軍隊へ。7年間の空白を経て舞台へ復帰、女形に転向するが・・・。遅い出発を余儀なくされた雀右衛門が苦難の果てに咲かせた芳醇な花々 -八重垣姫、雪姫、葛の葉など、その当り芸27種を味わい、女形の真髄に迫る。

黄金期歌舞伎名優アルバム

黄金期歌舞伎名優アルバム

河竹登志夫監修/松井俊諭編著 二玄社
縦30.5cm×横23cm 162p
2006年2月10日発行 定価¥7,140(税込)

大正中期から昭和初期---
最良の時代の名舞台が甦る

〈本書の構成〉
序─河竹登志夫

第一部 黄金期を飾る名優たち
十五代目市村羽左衛門/六代目尾上梅幸/七代目松本幸四郎/・・・
戦後名優少年時代/名優競演名場面

第二部 甦る黄金期の名舞台
第一章 希少価値の新作狂言
安宅丸/満潮/貞任宗任/みだれ焼/怨恨の面/常磐御前/・・・
第二章 新作狂言名舞台
さくら時雨/沓手鳥孤城落月/江戸城総攻/おさだの仇討
第三章 古典狂言名舞台
五十三駅扇宿附/一つ家/金看板侠客本店/十二時会稽曽我/・・・

あとがき─松井俊諭
俳優索引・外題索引

※こちらの書籍は二玄社のホームページでもお買い求めいただけます

菊日和

菊日和

波乃久里子  雄山閣
縦18.5cm×横14cm 219p
2005年12月10日発行 定価¥2,100(税込)

母の日記が語る父との恋とあの頃の東京の暮らし。
先代(十七世)中村勘三郎の芸を見つめ、昭和を走り続けたその妻久枝の生涯を、初公開の日記とともに娘である女優波乃久里子が綴る、名優の家の物語。

天保十一年の忠臣蔵 鶴屋南北『盟三五大切』を読む

天保十一年の忠臣蔵 鶴屋南北『盟三五大切』を読む

犬丸治   雄山閣
縦21.7cm×横15.5cm 249p
2005年12月15日発行 定価¥5,880(税込)

歌舞伎の戯曲全体のなかでも、特異な魅力に溢れた作品「盟三五大切」。
「忠臣蔵」「四谷怪談」「五大力」「狭夜衣」の四つの作品を通して、 精緻なテキスト分析により「盟三五大切」の背後に隠された ドラマの重層的関係を明らかにし、当時の劇団の事情、 作品の成立事情、そこに隠された意味を鮮明にさせ南北作品の本質に迫る意欲作!!

かぶき手帖 2006年版

かぶき手帖 2006年版

編集・発行/社団法人伝統歌舞伎保存会・松竹株式会社・社団法人日本俳優協会
縦16cm×横11cm 328p
2006年1月2日発行 定価 \1,300(本体価格1,238円)

最新最詳の歌舞伎公式データブック。全歌舞伎俳優のプロフィールと最新カラー舞台写真。
歌舞伎に関わる音楽演奏家・文芸スタッフ・振付家のプロフィール、「俳優家系図」「劇場案内」などデータ満載。
特集「上方歌舞伎と江戸歌舞伎」も掲載。

>>かぶき手帖は日本俳優協会HPで販売しています。
詳しくはここをクリック

歌舞伎界の若き獅子たち

歌舞伎界の若き獅子たち

市川染五郎 中村獅童 中村勘太郎 中村七之助
写真/篠山紀信
世界文化社 縦30.8cm×横23cm
2005年11月10日発行 定価¥3,675(税込)

輝く若獅子4人、初の舞台写真集
歌舞伎界の若き獅子たち Young Lions in Kabuki
今まさに“21世紀の歌舞伎元年”。最も輝く若手4人を
篠山紀信が激写した写真群を熱い要望に応え、特別出版する。

夢 平成の藤十郎誕生

夢 平成の藤十郎誕生

坂田藤十郎(聞書=亀岡典子) 淡交社
縦21.7cm×横15.5cm 207p
2005年12月14日発行 定価¥2,625(税込)

231年ぶりに復活する坂田藤十郎の名。
この名を襲名する平成の藤十郎の秘めたる想い。
「それは十数年来、いやずっと前からの夢であり、最近になってこれまでの歌舞伎の襲名とはまったく違う意味を持つものだと確信するようになったのです」
今、歌舞伎界に、大きな風が吹き出した。

おっとりと論じよう 丸谷才一対談集

おっとりと論じよう 丸谷才一対談集

文藝春秋
縦19.3cm×横13.5cm 235p
2005年11月25日発行 定価¥1,500(税込)

日本の美しさについて、
文学、歴史、言葉について
発見と刺激、そして味わいに満ちた対談集

(目次より)
咲く花、散る花に心をよせて─桜うた千年
 (岡野弘彦・大岡信・丸谷才一)

ハムレットと「先生」─夏目漱石と明治の精神
 (山崎正和・丸谷才一)

日本にはなぜ対話がないのか─言葉は国の運命
 (井上ひさし・丸谷才一)

あの重大な年を望遠鏡と虫眼鏡で─「昭和二十年」を語ろう
 (鳥居民・井上ひさし・丸谷才一)

花やかな襲名披露興行を寿いで─新しい勘三郎の時代
 (中村勘三郎・関容子・丸谷才一)

あらゆるジャンルから選ぶ─日本美一〇〇
 (鹿島茂・三浦雅士・丸谷才一)

上方歌舞伎の風景

上方歌舞伎の風景

権藤芳一 和泉書院
縦19.3cm×横13.5cm 235p
2005年6月20日発行 定価 \2,625(税抜)

上方歌舞伎を愛するがゆえに、あえてきびしい目で、初めて戦後関西歌舞伎史にメスをいれた多彩な論考と発言集

上方歌舞伎の衰退  -その原因についての一考察-
戦後・関西歌舞伎史・12のポイント
上方歌舞伎の風景  -上方歌舞伎衰退再考-
上方歌舞伎の伝承をめぐって
二十世紀の歌舞伎を振り返る
あとがき

【写真集】四世中村雀右衛門の世界

【写真集】四世中村雀右衛門の世界

演劇出版社(演劇界7月号別冊)
縦26.2cm×横18.6cm 本文144p
2005年6月30日発行
定価¥1,900(税込) 愛蔵版¥3,675(税込)

気品高くして艶冶
奇跡の女形美を捉えた二〇〇余点
読む頁も充実・詳細舞台年譜付

ぜんぶ芸のはなし 名人上手十八話

ぜんぶ芸のはなし 名人上手十八話
織田 絋二 編著
中嶋 典夫
淡交社
縦21cm×横14.8cm 206p
2005年7月11日発行 定価 \2,310(税込)

本書の構成
  川口松太郎、片岡仁左衛門、茂山千作、芳村五郎治、
藤間勘十郎、坂東八重之助、藤間藤子、成田菊雄、
井上八千代、中村梅花、竹柴蟹助、清元志寿太夫
中村勘三郎、鶴田錦史、宮城能造、釘町久磨次
助高屋小伝次、村上元三

古典芸能の舞台という場に華を咲かせた十八人。 作家、俳優、狂言師、振付師、舞踊家等々・・・ 名人上手が、そのあらゆる角度から己の「芸」を、そして 自らが駆け抜けてきた「時代」を存分に語る一冊。

幸四郎と観る歌舞伎

幸四郎と観る 歌舞伎

小野幸恵 音楽之友社
縦17.4cm×横12cm 239p
2005年6月10日発行 定価 \924(税抜)

あらすじ、見どころ、名セリフ、基礎知識からトリビアまで---
ナビゲーターは松本幸四郎。演じ手からの思いをこめて、あなたを舞台へエスコートします!


序 章  歌舞伎事始
第一章 日本人は「忠臣蔵」が好き、仇討が好き
第二章 源平合戦は物語の宝庫
第三章 壮大な歴史物語とその周辺
第四章 近松が描くニュースな事件簿
第五章 江戸・化政期に咲き乱れる南北の華
第六章 幕末の江戸を彩った黙阿弥
第七章 歌舞伎の舞踊

かぶき手帖 2005年版

かぶき手帖 2005年版

編集・発行/社団法人伝統歌舞伎保存会・
松竹株式会社・社団法人日本俳優協会
縦16cm×横11cm 327p
2005年3月3日発行 定価 \1,300(本体価格1,238円)

最新最詳の歌舞伎公式データブック。 全歌舞伎俳優のプロフィールと最新カラー舞台写真。
歌舞伎に関わる音楽演奏家・文芸スタッフ・振付家のプロフィール、「俳優家系図」「劇場案内」などデータ満載。
特集「新しい演目の創造」も掲載。

>>かぶき手帖は日本俳優協会HPで販売しています。
詳しくはここをクリック

批評という鏡

批評という鏡

渡辺 保 マガジンハウス
縦21cm×横15cm 463p
2005年2月17日発行 定価 \2,415(税込)

著者自身のホームページにリアルタイムで公開され、
多くの歌舞伎ファンの指標となった劇評(2000.1~2004.6)を集約。
ネットでなければここまで書けなかった渾身の歌舞伎劇評。

歌舞伎 家・人・芸

歌舞伎 家・人・芸 淡交ムック

監修:織田絋二 淡交社(淡交ムック)
縦29.7cm×横21cm 144p
2005年4月6日発行 定価 \2,625(税込)

歌舞伎は、伝統的な芸能には珍しく家元制度がありません。
家名とそれに付随する名跡によって継承されてきた芸能だからです。
大向こうから「成田屋」「音羽屋」などと屋号で声が掛かるのも、そのためでしょう。
本書は、そうした「家」と「人(役者)」と「作品」を通して、歌舞伎の力の源泉である名跡の足跡をたどることによって、その本質を探る、ワンランク、ステップアップした入門書です。

歌舞伎の話

歌舞伎の話

戸板康二 講談社学術文庫
縦14.8cm×横10.5cm 198p
昭和25年初版 2005年1月10日発行 定価 \882(税込

わが国古来の伝統演劇・歌舞伎とはいかなる芸術か。
著者ならではの蘊蓄を随所にちりばめつつ、批評(鑑賞の基準)、歴史、役柄、演技、劇場、脚本、芸術性、大衆性という8つの角度から、独特の様式をもつ歌舞伎という芸能の本質と魅力を検証し、あわせて現代文化における歌舞伎の位置を探る。
歌舞伎評論の第一人者が説く、歌舞伎への正しい認識と鑑賞法。

かぶき讃

かぶき讃

折口 信夫 中公文庫
縦14.8cm×横10.5cm 418p
昭和28年初版 2004年12月20日発行 定価 \1,000(税込)

「なまめける歌舞妓びとすら ころされて、 いよゝ敗れし悔いぞ 身に沁む」
(昭和二十一年)

と詠んだ折口信夫は、戦中から戦後、歌舞伎について度々論ずるようになる。
防空壕の中で死んだ中村魁車、上方歌舞伎の美の結晶実川延若、そして六代目尾上菊五郎。
役者論を軸に、豊穣な知とするどい感性で生き生きと描く独特な劇評集。

かぶき-様式と伝承

かぶき-様式と伝承

郡司 正勝 ちくま学芸文庫
縦14.8cm×横10.5cm 511p
昭和29年初版 2005年2月10日発行 定価 \1,575(税込)

日本の芸能研究に大きな足跡を刻んだ著者の、幻の名著。
荒事、悪態、かるわざ、六法などかぶきの様式の源流について、また猿若、道化といった役柄の出現と変遷について、さらにそうした芸術を担った人々の実像について、独自な視点で掘り下げた、克明な考証的研究。
既成の演劇理論に捉われず、広く民族芸能を視野に入れ、社会史・風俗史からのアプローチも取り入れて、時代の息吹のなかでのかぶき生成の実相に迫った本書は、その後の研究に大きな影響を与えた。

勘九郎ぶらり旅―因果はめぐる歌舞伎の不思議

勘九郎ぶらり旅―因果はめぐる歌舞伎の不思議

中村 勘九郎 集英社文庫
縦14.8cm×横10.5cm 285p
平成11年初版 2005年2月25日発行 定価 \600(税込)

赤穂・山科から本所・泉岳寺への旅で、大石内蔵助の心が乗り移った。
隅田川ぞいの両国から柳橋へそぞろ歩けば、踊りの稽古に通った思い出とともに、「瞼の母」や「三人吉三」の台詞がすらすらと口をついて出る---。
骨の髄まで役者魂が染みこんだ勘九郎が、初舞台から続けた“芸の旅”を締めくくる、行ってびっくり、演って納得の芝居ゆかりの旅エッセイ。

そして、海老蔵

そして、海老蔵

村松友ミ(示+見)著 写真百瀬恒彦 世界文化社
縦19.2cm×横13.3cm 307p
2005年3月10日発行 定価 \2,500(税込)

紛れもない歌舞伎の大器、十一代目市川海老蔵
その成長と襲名の軌跡を追う海老蔵と裏方たちの怒涛の1年
成田屋の意気と魅力にせまる!

2003年大晦日、大本山成田山新勝寺元朝護摩参拝
2004年3月襲名披露パーティー、4月成田山お練り
2004年襲名披露興行、5、6月歌舞伎座、7月松竹座、9月御園座、
10月フランス国立シャイヨー劇場、12月南座

江戸歌舞伎の床柱、市川團十郎家を担う海老蔵が自ら切り開いた芸と人生の節目。 そして、襲名披露興行を支える歌舞伎職人の信念と愛情に、21世紀の歌舞伎を知る。

私事 -死んだつもりで生きている-

私事 -死んだつもりで生きている-

中村雀右衛門著 岩波書店
縦19.5cm×横13.7cm 212p
2005年1月7日発行 定価 \1,680(税込)

歌舞伎界の至宝のひとりがたり
現在最高の女形と言われるまでの役者人生を振り返り、
芸から学んだ人生の智恵を披露する

女形として、遅いスタートでした。その遅れが、いつも身体や心の隅に残っており、わたしをあるときは焦らせ、あるときは絶望の淵に立たせもしました。
投げ出したいと不埒なことを考えたこともありますが、そのたびに、自分の芸に我慢を重ねてやってきました。
上達は遅々として進みませんが、長いあいだには、少しずつ実をつけていたのかもしれません。それでもこの道は、まだまだつづくと思っております。・・・(あとがきより)

はじめての歌舞伎 演目ガイド80

はじめての歌舞伎 演目ガイド80

五十川晶子著 池田書店
縦21cm×横14.7cm 191p
2004年12月27日発行 定価 \1,365(税込)

おすすめの80演目を厳選!中村勘三郎襲名にあわせて、
襲名披露に出てくる演目もバッチリ。
全演目写真入りでヴィジュアル解説。
観たい演目がスグわかる演目ナビつき。
ポイントが1演目200字で早分かり!
用語集、演目名、役柄など一発検索できるスーパーインデックスつき。

2004年

勘九郎日記「か」の字

勘九郎日記「か」の字

中村勘九郎著 集英社
縦19.4cm×横14cm 270p
2004年11月10日発行 定価 \1,890(税込)

歌舞伎の「か」 勘九郎の「か」 勘三郎の「か」 感謝!の「か」

十八代目中村勘三郎襲名を前に綴る、誕生から平成中村座ニューヨーク公演までの「日付入り」半生記。舞台年譜付。

さあ、ニューヨークだ。私は自分の胸が高鳴るのが、よくわかった。
思い起こせば、ニューヨークで公演をしたいと永山会長に最初に言った時、「やめとけ!」とはっきり言われた。「そんな甘いものではない」「失敗したらどうする」とも言われた。その時、私は「腹を切る」と答えた。永山会長の言うように、それだけ、ニューヨークのお客さんの目は厳しいのだ。もちろん覚悟はできているつもりだったが、やはり、いざニューヨークについてみると、緊張する。

あらすじで読む名作歌舞伎50

あらすじで読む名作歌舞伎50 利根川裕著 世界文化社
縦21cm×横15cm 144p
2004年12月20日発行 定価 \1,680(税込)


「利根川裕氏がわかりやすく書き下ろした歌舞伎素人への入門書

『勧進帳』『助六』など歌舞伎十八番から『娘道成寺』『鏡獅子』など舞踊まで「あらすじ」「みどころ」「役者」「季節」「隠れた物語」で知る人気の歌舞伎50演目。
歌舞伎見巧者が綴る心に響いた台詞、この役者、この演技ストーリー分類で初心者を歌舞伎の世界へ誘う初観劇のための屋号、家系図、歌舞伎用語、劇場ガイドも充実。

四世 中村雀右衛門 (英文)

四世 中村雀右衛門 (英文) 笹口玲著 編集・発行笹口玲
縦25.6cm×横18.1cm 114p
2004年10月発行 定価 \3,000(税別)

「英文」で綴る、女形・四世雀右衛門のすべて

梅村豊をはじめとする優れた歌舞伎写真家たちの作品に見い出す、歌舞伎界の人間国宝・中村雀右衛門独自の女方の芸の世界。
雀右衛門の女方の芸がどのような伝統の上に成り立っているのか、英文テキストによる論考。
さらに、魅力的な舞台写真とともに雀右衛門のレパートリーが英文で綴られる。
巻末には、日本語の紹介文と、掲載写真鑑賞の手引きとなる雀右衛門得意の役上演リストを添付。

日本演劇ガイド 英文版

日本演劇ガイド 英文版 ロナルド・カヴァイエ、ポール・グリフィス、扇田昭彦 共著
講談社インターナショナル株式会社 発行
縦18.8cm×横13.3cm 288p
2004年11月25日発行 定価 \2,310(税別)

演劇ファン待望の英文ガイド!劇場・チケット案内付

歌舞伎、文楽、能、狂言、現代劇、ミュージカル、宝塚、舞踏世界が絶賛する日本の演劇をわかりやすく紹介。

観劇偶評

観劇偶評 三木竹二著 渡辺保編 岩波文庫
縦14.7cm×横10.6cm 544,29p
2004年6月16日発行 定価 \1,050(税込)

三木竹二(1867-1908)は劇評家。本名は森篤次郎。鴎外の弟。雑誌『歌舞伎新報』『歌舞伎』の編集に携わった。
本書は鴎外との共著『月草』所収の作品を主に、明治20-30年代の劇評を集成。三木は俳優の演技を克明に記した「型」の叙述により歌舞伎批評に客観的な基準を確立した。九代目團十郎、五代目菊五郎ら近代歌舞伎の名優たちの芸が蘇る。

歌舞伎型の魅力

歌舞伎型の魅力 渡辺保 角川書店
縦19.5cm×横13.5cm 309p
2004年8月30日発行 定価 \2,415(税込)

「型」が違えば、鬘、衣装、装置、台本、せりふの言い廻し、動作が違い、同じ物語でも、そこに現れる人間の横顔は全く変わる。 上方と江戸の違い、役者の芸風や家の伝統による違い、文化の違い…。
違いが分かると歌舞伎はもっと面白い。
歌舞伎の本当の味わいを知るコツは「型」にある。

笑いの歌舞伎史

笑いの歌舞伎史 萩田清 朝日新聞社
縦18.7cm×横12.5cm 240,8p
2004年9月25日発行 定価 本体\1,260(税込)

出雲のお国が京都・五条河原で歌舞伎踊りをはじめて400年。歌舞伎は日本を代表する伝統文化のひとつだけれど、江戸時代にはもっと大衆的で時事的で、笑いだくさんだったはず。
近松門左衛門の作品で優男を演じた二枚目・坂田藤十郎は滑稽な演技でも評判を呼び、江戸歌舞伎を代表する市川宗家の「家の芸」、歌舞伎十八番の「外郎売り」だって、役者のまくし立てる「早口言葉」が売り物だった。
道化役者はお国の時代に笑いを担った「猿若」にまでさかのぼり、世につれ時につれ、滑稽な仕種のおかしみ、哀しみを秘めた笑い、凄みを帯びた笑い、毒を含んだ笑いなどを演じ分けた。
いまは忘れられた「笑い」の側面に着目する、きどらない歌舞伎の歴史。

舞台宇宙の住人たち

舞台宇宙の住人たち 持田諒 (写真 岩田アキラ) 惜水社
縦19.5cm×横13.5cm 242p
2004年5月15日発行 定価 本体\1,800+税

歌舞伎・文楽の一歩奥へ

名優とその演技は絢爛の舞台に咲く大輪の花であるが、それだけが演劇の世界ではない。その陰に舞台を支え、自分の持場に情熱の全てをかける多様の人間模様がある。
ドラマの陰にドラマあり。
舞台監督30年・体感の目が拾いあげたまこと得難き証言録。

播磨屋一九九二~二〇〇四 中村吉右衛門

播磨屋一九九二~二〇〇四 中村吉右衛門 稲越功一 求龍堂
縦29.7cm×横21.2cm 223p
2004年5月22日発行 定価 本体\5,800+税

魂をうつ二代目吉右衛門の舞台を撮る
稲越功一渾身の一巻

かぶき手帖

かぶき手帖 編集・発行/社団法人伝統歌舞伎保存会・
松竹株式会社・社団法人日本俳優協会
縦16cm×横11cm 312p
2004年5月1日発行 定価 \1,200(本体価格1,143円)

最新最詳の歌舞伎公式データブック。
全歌舞伎俳優のプロフィールと最新カラー舞台写真。
歌舞伎に関わる音楽演奏家・文芸スタッフ・振付家のプロフィール、
「俳優家系図」「劇場案内」などデータ満載。
特集「俳優<家系>と<家の芸>」も掲載。

>>かぶき手帖は日本俳優協会HPで販売しています。
詳しくはここをクリック

歌舞伎のことば

歌舞伎のことば 渡辺保 大修館書店
縦19.5cm×横13.5cm 261p
2004年5月10日発行 定価 本体\2,000+税

ことばをたどり、歌舞伎の本質を読み解く。

江戸の昔から伝承されてきた歌舞伎の用語を手がかりに、
歌舞伎という演劇の深層に横たわる美意識、世界観を解き明かす。
舞台の秩序を支えるものはなにか。
役者の持ち味とは、芸の味わいとはどういうものだろうか。
より深く、豊かに歌舞伎を楽しむための見方がわかる。

[ I ]役者の身体をめぐって
立役/女形/型/持ち味/見得/口跡/くどき/しぐさ/つけ廻し/蛇籠/
偽せ宙/おこつく

[ II ]劇場の宇宙
鶉/花道/走り込み/合引/白緑/天王建/芸裏/向う

[ III ]ドラマツルギー
一番目/中幕/世話物/綯い交ぜ/やつし/枷/生け殺し/生野暮/
切口上

[ IV ]歌舞伎の思想
仁/性根/肚/位取り/居どころ/廉廉/地芸/実は/素/白化け/生写/
鴉足袋/傾城買

歌舞伎、「花」のある話

歌舞伎、「花」のある話 小山観翁 知恵の森文庫
縦15.2cm×横10.5cm 298p
2004年5月15日発行 定価 本体838円+税

役者から、演目、お家芸まで、観翁が語る

「花道の由来は?」「歌舞伎界でスターになるための掟とは?」
「この役者の魅力は?」。
歌舞伎の基礎から歌舞伎界の裏話まで、ベテラン歌舞伎キャスターとして
活躍する著者ならではの歌舞伎案内が楽しい。
「名優今昔語り」では役者との親交の深さとその芸の深さをあますことなく
伝えている。
「歌舞伎通」になりたい人へ贈る書。

歌舞伎ワンダーランド スッピンの物語が心にしみる

歌舞伎ワンダーランド スッピンの物語が心にしみる ぴあMOOK
縦28.4cm×横20.9cm 159p
2004年5月10日発行 定価 \1,980(本体価格1,886円)

十人十色の人生がある。ピアセレクト歌舞伎66演目。
歌舞伎は人生の宝庫です。男と女の粋でいなせな人間模様。

・ 巻頭企画 中村勘九郎
・ 巻頭インタビュー 坂東三津五郎
・ 若手花形インタビュー
・ 大江戸バーチャル散歩
・ まずは解決歌舞伎のギモン
・ 歌舞伎から広がる和の世界
・ いざ、劇場へ行こう!

歌舞伎お作法

ぴあ 伝統芸能入門シリーズ
縦17.5cm×横10.5cm 167p
2004年3月6日出版 定価 \1,300(税別)

超カンタンに歌舞伎通になれます。
賢いチケット購入方法や観劇スタイルお大尽VS通、20演目のガイド、役者名鑑・・・。
初心者から歌舞伎通まで楽しめる一冊です。

CH.1 Before KABUKI
CH.2 Let't GO KABUKI
CH.3 KABUKI PEOPLE
CH.4 KABUKI ACADEMY
CH.5 KABUKI KATA B.K.

七代目嵐徳三郎伝 歌舞伎ざんまい幕のうちそと

船木浩司 東方出版
縦21.6cm×横15.7cm 236p
2004年1月15日出版 定価 \2,800(税別)

(片岡我當丈の推薦文より)
若くして他界された七代目嵐徳三郎氏は、亡父十三世片岡仁左衛門が我が子のように可愛がり、将来を期待しておりました。女形、又、和事にも秀でた素晴らしい優(ひと)でした。彼の死は劇界にとっても大きな損失です。『油地獄』のお吉、『鳴神』の絶間姫、『梅川忠兵衛』の梅川など数々の名演技が今更のごとく懐かしく想われます。彼を知るこの著者によって、多くの人々に彼の片鱗を偲んで頂ければ大きな歓びです。

第一幕 冬枯れの関西歌舞伎
第二幕 大芝居、小芝居、色芝居
第三幕 七代目嵐徳三郎
第四幕 歌舞伎のうちそと
第五幕 王女メディア
第六幕 残像

歌舞伎と人形浄瑠璃

田口章子 吉川弘文館
縦19cm×横13cm 193p
2004年1月1日出版 定価 \1,700(税別)

今も多くの人々を魅了する歌舞伎と人形浄瑠璃。誕生以来つねに為政者の弾圧を受けながら、いかにして今日の伝統芸能に発展したのか。
<女性原理=肉体>と<男性原理=ことば>をキーワードに、その歴史と魅力に迫る。

歌舞伎と六法

小室金之助 三修社
縦19.4cm×横13.5cm 190p
2003年12月25日出版 定価 \2,900(税別)

第1部 忠臣蔵の事件簿
第一章 『仮名手本忠臣蔵』成立の背景
第二章 復讐の法思想
第三章 忠臣蔵の事件簿

第2部 歴史の中にある歌舞伎
第一章 赤穂事件と歌舞伎
第二章 京都と歌舞伎
第三章 刀剣と歌舞伎

2003年

吉田千秋写真集 歌舞伎座

吉田千秋 松竹株式会社共著 朝日新聞社
縦31.6cm×横34.15cm 312p
2003年12月30日出版 定価 \28,000(税別)

半世紀にわたり歌舞伎座の歩みを撮り続けた写真家吉田千秋の秘蔵写真。
戦後、歌舞伎座で公演された数千の演目から厳選した名舞台を収録。名だたる歌舞伎俳優の至高の瞬間を一挙公開する決定版写真集。

中村福助舞台写真集

高橋昇 小学館
縦15cm×横10.5cm 223p
2004年1月1日出版 定価 \838(税別)

襲名10年!!
演じ続ける福助、撮り続ける高橋昇。
二人の芸が頂点で火花を散らす、待望の初写真集が文庫で登場!!
九代目中村福助を襲名してから、早、10年。福助はさまざまな役に挑戦してきた。娘役から八重垣姫・雪姫・時姫の三姫、『妹背山』のお三輪、『先代萩』の政岡などの大役に次々と取り組み、その芸域を広げてきた。そしていまや、歌舞伎界を支える女形である。
写真家・高橋昇は、福助の舞台を10年間、撮り続けてきた。すでに数千本を越えるフィルムには、福助の魅力が遺憾なく写し出されている。
演じ続ける福助。その迫真の演技に迫り続ける高橋昇。その究極のところをきり撮った写真には、役者を見つめる厳しさがあり、役者を見守るやさしさが溢れている。

復刻仮名手本忠臣蔵

財団法人ビクター伝統文化振興財団
CD4枚組(VZCG-8234~7) 別冊解説書付
2003年11月25日発売 定価¥10,500(税込)

初演以来二五〇年以上に渡り、 庶民に絶大なる人気をほこり、 今なお人気演目である、 日本人の心ともいうべき 「忠臣蔵」の復刻版! 昭和十七年のSP原盤からの収録。 初CD化!(LPでは昭和四十年代に発売) 明治~昭和初期に活躍した俳優達による 貴重な音源!
(この作品はCDです)
>>裏面データはココをクリック

一冊でわかる歌舞伎名作ガイド50選

鎌倉惠子監修 成美堂出版
縦21cm×横15cm 191p
2003年12月20日出版 定価 \1,300(税別)

観て、読んで、伝統芸能の舞台美を再現
●名作・傑作、選りすぐった50本
●現役役者による豊富な舞台写真
●わかりやすい、あらすじとみどころ
●観劇に必要な基礎知識も満載

本書は、上演頻度の高い名作、傑作を中心に五十演目を選び、 歌舞伎デビューしたいあなたのためにわかりやすく解説しました。 舞台写真は、今日活躍の現役役者で構成、 ほかにも観劇に必要な基礎知識やうんちくがいっぱいのコラムと、 歌舞伎の楽しさが存分に伝わる内容となっています。

江戸歌舞伎と女たち

武井協三 角川書店
縦19cm×横13cm 219p
2003年10月31日出版 定価 \1,500(税別)

江戸の町をかけぬけたスキャンダルの内幕
歌舞伎発祥400年。その最盛期の江戸中期、史上名高い五代目団十郎と 四代目幸四郎の喧嘩騒動はなぜ起きたか。歌舞伎界をゆるがした 芝居町の女たちと劇界の動向を活写する。

『月刊文化財』11月号

第一法規株式会社刊(雑誌コード 07827-11)
B5判・52P
2003年11月4日出版 定価¥734(本体価格¥699)

特集・歌舞伎四〇〇年
発祥から四〇〇年を迎えた歌舞伎。その歴史と今後の展望を、製作者、実演者、観客 など多様な視点から検証しています。

☆お申込み方法
書店でご注文ください。またはこちら
http://www.daiichihoki.co.jp/dhweb/press/bunka.htm
からもご購入になれます。
※歌舞伎座・国立劇場の売店でも販売する予定です。

☆お問い合わせ
〒107-8560 
東京都港区南青山2-11-17 第一法規株式会社 編集第二部
TEL 03-3796-5431/FAX 03-3404-0580
E-Mail bunkazai@daiichihoki.co.jp

Shotor Museum 芝居絵に見る 江戸・明治の歌舞伎

小学館
縦21cm×横15cm 127p
2003年7月20日出版 定価 \1,600(税別)

屏風絵・絵巻・錦絵でたどる歌舞伎の歩みと庶民の心

早稲田大学演劇博物館所蔵の歌舞伎資料を中心に、 国内・海外の貴重な絵画・文献を二三〇点収録。
最新の研究成果に基づく精緻でかつ平易な記述。
「助六」「仮名手本忠臣蔵」「義経千本桜」「娘道成寺」など 9演目について鑑賞ガイド「名作案内」を設けた。
便利な「歌舞伎・芝居絵年表」付

時代(とき)のなかの歌舞伎 近代歌舞伎批評家論

上村以和於 慶應義塾大学出版会
縦19.4cm×横13.5cm 299,27p
2003年9月25日出版 定価 \3,000(税別)

何故、批評を書くのか?
歌舞伎において批評とは何か?
そして、歌舞伎とは何か?
新たな時代の状況の中で歌舞伎の意味を根底において考えようとした、 明治の三木竹二から昭和の郡司正勝、戸板康二までを取り上げて、 「人間」と舞台との関わりを、問い直す。

劇場に行こう 歌舞伎にアクセス

伊達なつめ 淡交社
縦21cm×横14.8cm 143p
2003年10月10日出版 定価 \1,600(税別)

いつどこで観られるの?
歌舞伎座で見つけたこんなモノ
観ながら学ぶ歌舞伎の仕掛け
初めて観るならこの役者10
初めて観るならこの演目10
歌舞伎音楽のいろいろ など。

対談 笑いの世界

桂米朝×筒井康隆 朝日新聞社
縦18.8cm×横12.6cm 233p
2003年9月25日発行 定価 \1,200(税別)

チャップリン、マルクス兄弟からエンタツ・アチャコ、 エノケン、桂枝雀まで
笑いの達人が語る笑いの達人たち
歌舞伎の復元、
歌舞伎のけれん、
役者というもの、
芝居噺 など(目次より抜粋)