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鶴澤正一郎さんご逝去

(2021年11月22日)

歌舞伎音楽竹本三味線方で伝統歌舞伎保存会会員の鶴澤正一郎(つるさわ・まさいちろう、本名:村上好衛=むらかみ・よしえ)さんが、令和3年11月17日(水)午後6時48分に老衰のため千葉県浦安市の病院にてご逝去されました。享年90歳。ご葬儀・告別式は家族葬にて執り行われました。

【略歴】
昭和6年1月23日生まれ。昭和23年、文楽三味線方の四代目鶴澤清六に入門。鶴澤清好(せいよし)を名乗る。24年5月東京宝塚劇場の文楽公演『義経千本桜』道行で初舞台。35年まで在籍。50年、歌舞伎竹本に転向し、5月歌舞伎座『菅原伝授手習鑑』車引で初めて一場を任される。51年鶴澤政一郎に、59年鶴澤正一郎に改名。
重厚かつ華麗な演奏で活躍するとともに、国立劇場の養成事業講師として多くの後進を育成。国立劇場特別賞2回。平成22年、旭日双光章受章。最後の舞台は平成22年1月歌舞伎座『京鹿子娘道成寺』。

謹んでご冥福をお祈りいたします。

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