トップ > 日本俳優協会について > 主な事業
日本俳優協会が行う事業は非常に多岐にわたっています。その一部をここにご紹介いたします。
(1)歌舞伎の継承と発展のために必要な人材育成と技芸の継承のための事業
(2)歌舞伎の振興と普及啓蒙をはかるための事業
- 「俳優祭」の開催
- インターネットホームページ「歌舞伎 on the web」の運営 など
(3)歌舞伎等に関する資料の収集保存と調査研究及びその成果の公開に関する事業
- 「俳優手帳」の発行(毎年)(年1回)
- 歌舞伎公演データベースの整備・公開
- 歌舞伎俳優名鑑(「歌舞伎俳優名鑑 現在の俳優篇」、「歌舞伎俳優名鑑 想い出の名優篇」)の公開
- 「かぶき手帖」 の発行 平成13年(2001)から毎年1回発行
- 『歌舞伎の舞台技術と技術者たち』平成12年(2000)発行(品切れ)
- 『歌舞伎を支える技術者名鑑』昭和63年(1988)発行(品切れ)
- 『歌舞伎に携わる演奏家名鑑』平成5年(1993)発行(品切れ)
(4)関係団体との連絡提携
社団法人伝統歌舞伎保存会、公益社団法人日本芸能実演家団体協議会(芸団協)、一般社団法人映像実演権利者合同機構(PRE)、東京芸能人国民健康保険組合などと連絡・提携し事業を進めています。
(5)歌舞伎等の映像及び写真にかかわる著作隣接権と肖像権の処理に関する業務
- 歌舞伎等の映像と写真を使用するための権利処理事業
歌舞伎の舞台記録と舞台写真等の出演者の権利を守り、かつ適正な利用を促進するための窓口として、一般からの利用申請を受け付け、一括して許諾を行っています。 - 利用者からの使用料を徴収し、年度末に権利者にまとめて分配しています。
- インターネット時代の複雑化する利用形態に対応して、適切な利用と分配を行うため、ルールの見直しと料金体系の整備をすすめるとともに、日本放送協会、日本芸術文化振興会(国立劇場)、松竹株式会社などと協議し、覚書を取り交わしています。
- 歌舞伎等の映像と写真の利用に関する知識と著作権思想を普及するためのガイドブックを作成刊行するとともに、インターネットで公開しています(歌舞伎ソフトの利用ガイドブック)。
(6)歌舞伎俳優等の活動条件の改善のための事業
歌舞伎公演が順調に行われるために、歌舞伎俳優やスタッフの健康管理と安全対策など、芸術活動をすすめるための環境整備事業を行っています。
- インフルエンザ予防接種
- 新しい歌舞伎座の舞台と楽屋などについて、松竹(株)と協議する
- 地方公演における食費補助制度
- 出演者交通費制度
- 医療費補助
そのほか、師弟関係や楽屋内でのルールなど、必要に応じて理事会で協議し、松竹株式会社や日本芸術文化振興会(国立劇場)などと協議しています。
(7)その他目的を達成するために必要な事業
・NHK歳末たすけあい協力のためのチャリティーサイン会の開催
・災害被災地の支援活動
【近年の主な支援活動】
- 1995年1月 阪神大震災救援のためのチャリティーサイン会を歌舞伎座・国立劇場・新橋演舞場などで開催
- 1995年3月 阪神大震災救援のための「坂東玉三郎チャリティーオークション」を日生劇場で開催
- 1999年9月 台湾大震災救援チャリティーサイン会を歌舞伎座で開催
- 2003年12月 新潟中越地震の被災地に義援金を寄付
- 2007年7月 能登半島地震の被災地に義援金を寄付
- 2011年4月 東日本大震災義援金をNHKに寄付
- 2011年7月 東日本大震災義援金募集のための銀行口座を開設、松竹株式会社と協同で「東日本大震災復興支援 歌舞伎チャリティ公演」を新橋演舞場で開催
- 2012年3月 東日本大震災義援金を岩手県、宮城県、福島県に寄付 など