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筑前翠瑶さんご逝去

(2019年10月23日)

日本俳優協会会員の新派俳優・筑前翠瑶(ちくぜん・すいよう、本名:山本武光=やまもと・たけみつ)さんが、10月8日(火)に心不全のためご逝去されました。享年86歳。ご葬儀・告別式は故人の意志により密葬にて済まされました。喪主は長男の山本浩充さん。

【略歴】
昭和8年生まれ。30年劇団新派入団、伊志井寛に師事。45年幹部昇進。
当たり役に『佃の渡し』のお槙、『京舞』の片山光子、『深川年増』のスリの子分、『太夫さん』のお倉、『明治一代女』のお豊、『遊女夕霧』の幇間など。
特に北條秀司の傑作喜劇『狐狸狐狸ばなし』では、法印に血道をあげる牛娘と仇名の長者の娘・おそめを好演。個性的で存在感のある数々の役に深い味わいを残した。最後の舞台は平成31年2月新橋演舞場の競春喜劇名作公演『華の太夫道中』の芒売り。

謹んでご冥福をお祈りいたします。

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