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英太郎さんご逝去

(2016年11月14日)

新派の女方として活躍していた、日本俳優協会会員の新派俳優・英太郎(はなぶさ・たろう、本名:大久保秋久=おおくぼ・あきひさ)さんが、11月11日(金)午後11時、虚血性心不全のためご逝去されました。享年81歳。ご葬儀・告別式は近親者のみで執り行われ、後日お別れ会が開かれる予定です。喪主は妹の大久保サチ子さん。

【略歴】
昭和10年生まれ。27年新派の名女方だった初代英太郎に師事し、新橋演舞場『築地明石町』で初舞台。師の没後、48年5月新橋演舞場『仮名屋小梅』の小梅で二代目英太郎を襲名。
確かな演技力と幅広い芸域で、新派唯一の女方として活躍し、女優が中心となった劇団新派において女方芸の存続と向上に努めた。『婦系図』の小芳、『明治一代女』の秀吉、『京舞』のおまきなどを当り役とていた。新派以外の公演への出演も多く、歌舞伎公演にもたびたび出演していた。最後の舞台は平成28年9月新橋演舞場・大阪松竹座『深川年増』のおよし。
昭和59年第5回松尾芸能賞演劇特別賞。同年菊田一夫演劇賞。61年自主公演「英の会」の成果により芸術祭賞。

謹んでご冥福をお祈りいたします。

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