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第20回日本俳優協会賞 表彰式を行いました

(2015年02月21日)

 日本俳優協会が毎年行っている日本俳優協会賞の第20回(平成25年度)の表彰式が、2月18日(水)、歌舞伎座の舞台をお借りして、『彦山権現誓助剱―毛谷村』の後の休憩時間に行われました。
 表彰式には日本俳優協会専務理事の 中村吉右衛門、来賓として松竹(株)取締役副社長の安孫子正氏が出席。吉右衛門専務理事から各受賞者に賞牌と副賞が贈られ、安孫子氏からご祝辞をいただいた後、吉右衛門専務理事の手締めでお開きとなりました。
 また、大阪松竹座出演中のため、当日表彰式に出席できなかった功労賞の坂東羽之助氏には、2月17日(火)松竹座の楽屋で日本俳優協会会長の坂田藤十郎から賞牌と副賞が贈られました。
 今回の受賞者と受賞理由は以下の通りです。皆様おめでとうございます。

◆日本俳優協会賞
實川 延郎氏
 長年にわたり誠実な演技を見せ、無駄のない舞台ぶりである。ベテランの名題として上方の香りを伝え、河内屋一門の芸を守り続けた。平成26年1月の浅草公会堂「義賢最期」高橋判官長常や3月歌舞伎座「盲長屋梅加賀鳶」の百姓太次右衛門などの役々が特に良かった。

◆日本俳優協会賞 奨励賞
中村 橋吾氏
 平成25年9月新橋演舞場「御浜御殿綱豊卿」下屋敷番人小谷甚内や平成26年1月歌舞伎座「東慶寺花だより」朝吉など、若手だが、大きな役や目立つ役に抜擢され、よく勉強して舞台を務めている。今後に期待がもてることから奨励賞を贈る。

◆日本俳優協会賞 功労賞
坂東 羽之助氏
 60年余りにわたり歌舞伎に貢献してきた。十七代目市村羽左衛門に入門以来、つねに地味ではあるが確実に舞台・立廻りをこなし、市村家・坂東家の弟子としても一門を支え続けてきた。また長年頭取も務め、後輩や幹部俳優からも信頼が厚い。舞台を陰で支え続け、功労賞に相応しい。

◆日本俳優協会賞 特別賞
尾上 菊十郎氏
 日本俳優協会賞が今回第二十回の節目でもあることとから、第一回の受賞者である尾上菊十郎氏が二十年たった今でも、舞台で活躍している事に対して「特別賞」を贈る。

※「日本俳優協会賞」の詳細や過去の受賞者については、 こちらのページをご覧ください。

写真下左)左より坂東羽之助、坂田藤十郎会長
写真下右)後列左より尾上菊十郎、實川延郎、中村橋吾
       前列左より中村吉右衛門専務理事、安孫子正松竹(株)取締役副社長

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